内容説明
“先生と過ごした京都のホテルでの一夜は、私にとって生涯忘れられない人生の宝石となりました”社会派の中堅作家・北村直樹は、前田映子という見知らぬ女性から、全く身に覚えのない手紙を受け取った。どうやら北村直樹を騙る男が、女性に対して詐欺行為を繰り返しているらしい。「誰かに恨みを買っているのか?」考えた末、思い当たった男性・脇野弘を訪ねた直後、脇野が殺され、北村に嫌疑がかかってしまう…牛尾・棟居両刑事が活躍する長篇ミステリーの傑作。
著者等紹介
森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年、熊谷市生まれ。青山学院大学卒。69年、『高層の死角』で江戸川乱歩賞、73年、『腐蝕の構造』で日本推理作家協会賞、2003年、第7回日本ミステリー文学大賞を受賞。推理小説、歴史小説、ドキュメントと幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちげー
13
森村誠一さんの作品は、よくテレビドラマの2時間スペシャルミステリーなんかで見てます。 題名に惹かれて借りたけど、とーっても面白かった。 二転三転する事件の謎を考えるのが楽しかったです。2019/02/22
檜村
4
初の森村誠一さん作品を読了。お名前は存じておりましたがなかなか手を出せなかったのはどの作品から読めば良いかわからなかったから。ブックオフに立ち寄ってたまたま目にしたのが本作品だったので購入。テンポも良く読みやすいですし他の作品も読んでみたいと思いました。2023/04/15
星辺気楽
4
そんなに衝撃的な内容ではないけれど、間違って盗んだ書籍の存在が唯一の物的証拠となるというのには、さすがに脱帽しました。2015/11/14
星辺気楽
1
再読2017/08/10
森川誠太郎
1
初森村作品。読みやすかったのは良かったもののテンポがいまいち僕には合わなかった。2013/05/21