なぜ世界は不幸になったのか

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  • サイズ B6判/ページ数 204p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784758412483
  • NDC分類 102.8
  • Cコード C0095

内容説明

賢者・哲人は、「民主主義という悪」と戦ってきた!ショウペンハウエル、アレント、トクヴィル、バーク、オルテガ、福田恆存、三島由紀夫、小林秀雄…。トチ狂った世の中に対する29人からの警告!

目次

第1章 私たちは何を読み、何を読むべきではないのか?
第2章 「言葉」の破壊が不幸な社会を生み出した
第3章 私たちが最後に「保守」すべきもの
第4章 「歴史は進歩する」という妄想
第5章 なぜ、ある種の人間は「改革」が好きなのか?
第6章 大衆社会は価値を混乱させる
第7章 民主主義の本質は反知性主義である
第8章 政治家になってはいけない人間

著者等紹介

適菜収[テキナオサム]
1975年生まれ。作家・哲学者。大衆社会論から政治論まで幅広く執筆活動を展開中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

出世八五郎

18
保守とは何か?保守は主義なりえない!保守が何を考えているのか?!を、言葉、保守、進歩思想、改革、大衆など8テーマに渡り、欧州と日本の保守言論人29人の言葉をピックアップし警句として紹介している。本来、保守は常識人であり、左翼は根拠なき理想に突き進む警戒すべきものと保守は考える。民主主義も極まれば独裁に至ると過去の賢人は警告する。取り上げられた言論人の著作も紹介されており、ネトウヨと呼ばれたくなく保守を勉強したければ手に取るのをお勧めしたい。私も似非保守でした。不勉強。2022/08/07

サロメ

6
ハンナ・アーレント、オルデガ、リップマン、オークショットなど過去の賢人の言葉と解説を簡潔にまとめてくれてあり、とても理解しやすい。この本をきっかけにアーレントやリップマンの書籍を手に取った。 過去は我々が何をしなければならないかは教えてくれないが、何を避けねばならないかは教えてくれる(オルデガ)とあり、過去の叡智からもっと多くを学びたいと思わせてくる。2019/08/01

まかあい

6
原典が写真で紹介されているのが良かった。まだまだ勉強しなければ。2015/06/13

スナフキン

3
ゲーテ、ニーチェ、三島由起夫など29人の賢者の言葉を紹介しながら、民主主義や平等主義の危険性に警鐘を鳴らしている。現代人は過去から現代へと真っ直ぐに進歩していると錯覚しているが、それは現代人の傲慢であり錯覚である。歴史を参照すること、古典に触れることの重要性を説いている。ブックガイドとしても参考になる。2018/06/19

砂王

3
常識人として生きるエッセンスを、少しで垣間見てくる本。保守を考えるうえで、入門の本だと思う。良いか悪いかではなく、考えることが大事。2016/01/14

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