内容説明
「開かれた心」が生み出す思いやりとあわれみの気持ちが、あなたを幸せへと導く。チベット仏教の最高指導者がやさしく説く、日々の生活のなかでの実践的瞑想法。
目次
セントラル・パーク、ニューヨーク市、一九九九年八月十五日
幸せになりたい
瞑想から始めよう
物質世界と非物質世界
カルマのしくみ
煩悩を乗り越える
広大行と甚深行:道程の二つの側面
あわれみの心を育てる
あわれみについての瞑想
偏りのない心を養う
菩提心にいたる二つの道
心を一点に集中させる
奢摩他の九段階
智慧―空とは何か
究極の悟りの境地
菩提心を発する
著者等紹介
ダライ・ラマ14世テンジン・ギャツォ[ダライラマ14セイテンジンギャツォ][The Dalai Lama]
1935年、チベット、アムド地方のタクツェルに生まれる。幼くしてダライ・ラマの転生者として認定され、1940年にポタラ宮殿において即位する。中国のチベット侵攻にともない1950年にチベットの政治・宗教の指導者の地位につくが、1959年にインドへ亡命、ダラムサラに亡命政権を樹立した。1989年、長年にわたる平和的独立闘争が評価され、ノーベル平和賞を受賞。現在も、精力的に世界各国をまわり、チベット問題の平和的解決を訴え、またチベット仏教の教えや、地球規模の平和と幸福について説きつづけている
塩原通緒[シオバラミチオ]
翻訳家。翻訳グループ牧人舎所属。1966年生まれ。立教大学文学部卒
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