出版社内容情報
《内容》 一般臨床医に向け「気管支喘息」のメカニズムから治療までを管理・予防の視点を織り交ぜ,「最新の常識」を適宜入れながらQ & Aでわかりやすく解説。
《目次》
1.気管支喘息とはなにか
2.気管支喘息のメカニズム
3.気管支喘息を疑ったら
4.発症を起こしたり悪化させる要因(危険因子)
5.喘息の治療に用いる薬剤
6.喘息の長期管理
7.急性発作の治療
8.喘息死の撲滅に向けて
9.特殊な病態への対応
10.患者さんのための頁
1)気管支喘息は治らない病気ですか?
2)最近,ゼーゼー鳴る音も息苦しさもなく発作も起きないので治ったような気がします。それでも薬を飲まないといけないのですか?また,定期的に受診しなくてはいけないのでしょうか?
3)そんなに症状は重くないのですが、タバコは吸ってもよいですか?
4)イライラや不安は喘息発作の誘因になりますか?
5)小児喘息の原因は母親にあると聞きましたが本当ですか?
6)学校などの集団生活のなかでどのようなことを注意させればよいですか?
7)幼いころ小児喘息でしたが子供のときに治りました。成人した今,喘息は再発しますか?
8)喘息日誌をつけることによってどのようなよい点がありますか?
9)喘息患者に家族が協力できることはありますか?具体的に教えてください
10)学校の体育の授業を喘息の子供が受けたがっています。可能ですか?また,してはいけない運動はありますか?
11)風邪を引いたときに喘息患者が注意しなければならない点を教えてください。風邪薬は飲んでいいのですか?
12)喘息患者がいる家庭では,部屋を毎日掃除しなければいけませんか?
13)喘息を悪化させないために患者自身は何に気をつけて生活したらいいですか?
14)ステロイドは副作用が強いと聞きました。大丈夫でしょうか?
15)海外転勤が決まりました。喘息の治療法や予防法は日本と同じですか?
16)喘息の女性です。妊娠・出産を希望しているのですが,喘息が悪くなったり,赤ちゃんに治療薬の影響が出てしまうことはありませんか?また,産まれてくる子供はやはり喘息になりやすいのでしょうか?
17)喘息治療を受けているのですが,歯の治療は問題ないですか?また,ほかの疾患の手術や検査を受けるときの注意点はありますか?
18)交通量の多い道路沿いに住んでいます。喘息のためには引っ越したほうがいいですか?
19)畳の部屋に住んでいるのですが,フローリングにしたほうがいいですか?
20)ペットは飼ってもいいですか?
21)漢方薬は副作用がないと聞きます。漢方薬の治療のほうがいいのですか?
内容説明
本書は、喘息の診療に必要な項目が、病態、診断、治療と幅広く網羅されている。しかもいずれの項目も、最近の進歩も含めて、臨床経験豊富な喘息の専門家によりQ&A形式で分かりやすく解説。また患者さんへのムンテラに有用と思われる「患者さんの質問にどう答えるか」も設けられており、臨床の場で役に立つ。喘息の診療において、種々の疑問を解消する情報源となる。
目次
気管支喘息治療に関するガイドライン
1 気管支喘息とはなにか
2 気管支喘息のメカニズム
3 気管支喘息を疑ったら
4 発症を起こしたり悪化させる原因(危険因子)
5 喘息の治療に用いる薬剤
6 喘息の長期管理
7 急性発作の治療
8 喘息死の撲滅に向けて
9 特殊な病態への対応
10 患者さんの質問にどう答えるか
著者等紹介
大田健[オオタケン]
帝京大学医学部内科教授
石井彰[イシイアキラ]
東京大学医学部附属病院検査部講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。