ヤングガンガンコミックスリミックス マンホール 〈上〉 - 脳を喰らう寄生虫

筒井哲也

スクウェア・エニックス（2008/05発売）

• サイズ コミック判／ページ数 306p／高さ 19cm
• 商品コード 9784757522961
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[MIRACLE]

笹原署の刑事・溝口と菜緒が、新型の寄生虫を用いた殺人事件の犯人を追うサスペンスまんが。まず、この作者の作品をはじめて読んだが、ユーモアを適度に交える余裕も見られ、物語を作るのがうまい、と感じた。一方、寄生虫で恐怖をあおることには、無理がある。生物種は遺伝でうけついた形質をもとに、行動しているだけなのだから（それがたまたま、脳の視床下部を食い荒らす、という行動をもっていたということ）。また、天才ハッカー・喜多嶋も客演で、登場している。最後に、タイトルの付け方がまずい（寄生虫がマンホールにいるわけではない）。

2013/04/26