負けるはずがなかった!大東亜戦争

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B40判/ページ数 249p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784757223400
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

当時世界最強だったのに、なぜ日本は大東亜戦争に負けてしまったのか?日本を亡国に導いた政府の戦略の欠如と外交の失敗を糾弾する!

帝国陸海軍は当時世界最強だったのに、なぜ日本は大東亜戦争に負けてしまったのか?日本を亡国に導いた政府の戦略の欠如と外交の失敗を糾弾する!

内容説明

戦争が大嫌いな人のための大東亜戦争入門。外交と戦争の歴史を知らずして、集団的自衛権と平和は語れない。気鋭の憲政史家が斬る!嘘だらけの東京裁判史観。

目次

第1章 世界最強だった帝国陸海軍を指導した明治の元老(大国ロシアと明治新政府の奮闘;日英同盟と日露戦争 ほか)
第2章 「外務の頭脳硬化、度し難し」の時代へ(ワシントン体制が孕む危機;満洲事変とワイマール共和国 ほか)
第3章 バカとスパイが踊った支那事変(事変勃発、「暴支膺懲」で喜んだ人たち;ファシズム国家になれなかった日本 ほか)
第4章 英霊たちを無駄死にさせた大東亜戦争(松岡洋右の苦闘;必死だったアメリカ、敵を見ていなかった日本 ほか)

著者等紹介

倉山満[クラヤマミツル]
1973年、香川県生まれ。憲政史研究者。1996年、中央大学文学部史学科を卒業後、同大学院博士前期課程を修了。在学中より国士舘大学日本政教研究所非常勤研究員を務め、同大学で日本国憲法を教え、現在に至る。2012年、希望日本研究所所長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mj

28
我が国、近代(嫌いな言葉ですが)軍の創設以降、節目節目の外交・戦争で採り得た代替策を提示。ものすごく面白かったです。当然の与件と思い込んでいたことが、実はそうじゃないのだと。筆者の言っていることは極端ではありますが、違う考え方を知ることが出来た点で読んでよかったです。ちなみに、筆者の立場をとる方が数名いらっしゃるそうです。知らなかったですもん。勉強不足を棚に上げて言わせてもらえば、どの立場をとるにせよ、一般向けの出版物でもリテラチャー・レビューをほんの数行でもいいからやってもらえないもんすかね。2017/12/26

出世八五郎

22
WWⅡについて語るとき日本人は米国だけを見てる事に気付く。それを維新からロシア~ソ連の視点から語る本書。それは日米の対決がソ連の仕込みだから。軍人が暴走したというのも嘘で暴走したのは政治家。明治人がこの戦を遂行すれば良かった以前に明治人ほどの危機感を抱いていれば、大日本帝国(※万歳)は敗北もしないし戦うこともなく戦勝国になれた。つまり、坂の上の雲でロシアに勝ったことで維新の目的が達成させられ、日本政府が奢りと堕落に耽溺したのが敗戦原因です。因みに米軍の生産量について殆ど語ってませんがそれ以前の問題との主張2014/12/01

磁石

19
完全な他人様方なら「おバカさんたちだねぇ」で笑い話に出来る。が、同じ言葉を使い/土地に住んでいる、遺伝子の数十%を共有しているとなると笑ってなどいられない。反面教師にするなんて余裕もかませない、いつか自分もこうなるのかもしれないと戦々恐々です。このことが未だに反省にも登らず伝えてこなかったとなると、堪らないものがある。負けるはずのない戦いに負けて、今の属国状態ができあがった。……知れば知るほど、今にきつくのしかかってくる歴史。2015/12/08

磁石

17
こんなふうに明治や昭和前期の歴史を教えてくれたのなら、間違いなくこの時代が好きになれた。どこもかしこも愉快すぎる/お粗末過ぎる/まさに狂気の時代=20世紀、そんな風に笑えるのは未来人の特権だということがわかった。大いに笑い飛ばして権利を行使すべし。そしてもし/次があるのなら、コレとは違う新しい笑い話を後世の若者たちに残すのも、生ききる意義としては面白いかも。2017/06/08

みじんこ

11
明治維新から敗戦までをロシア(ソ連)から見た日本の姿なども交えて論じられている。当時の帝国陸海軍は強大であり、他の国々を怯えさせるほどだった。それ以前の戦争では上手に講和ができていたのに、真珠湾攻撃から戦争を終わらせる方法を見失ってしまったといえる。この時に冷静な判断ができる人が高官になっていたなら。著者が言うように石原莞爾参謀総長や石井菊次郎外務大臣が実現していたら、状況は変わっていたのかも知れない。特に石井は常に正論を言っている。「後知恵」ではなく、あの戦争は戦略的、特に外交的敗北であった。2014/08/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8207607
  • ご注意事項