世界の下半身経済が儲かる理由―セックス産業から見える世界経済のカラクリ

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784757213548
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0033

内容説明

下半身が動くと、なぜ世界は潤うのか?「下半身」が世界経済に与える影響、その欲望ビジネスの驚愕の収益システムまで、徹底的に解明する。

目次

1 開発途上国にとってセックス産業は重要な外貨獲得手段
2 日本のセックス産業
3 日本で売春婦として働く外国人女性
4 世界各国のセックス産業
5 アジアのセックス産業
6 セックス産業をどうするべきか?

著者等紹介

門倉貴史[カドクラタカシ]
エコノミスト。1971年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。浜銀総合研究所、社団法人日本経済研究センター、東南アジア研究所(シンガポール)を経て、2002年に第一生命経済研究所・経済調査部主任エコノミストとなる。2005年からBRICs経済研究所のエコノミスト・作家として講演・執筆活動を開始。専門は日米経済、アジア経済、BRICs経済、地下経済と多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kenitirokikuti

9
2007年刊行。13年と17年に改訂版あり▲英語タイトルは「SEXNOMICS:PROFITS IN THE GLOBALSEX ECONOMY」。この経済の話題ならば全球よりも国際が相応と思われた。しかしHIV感染についてはグローバル感あるだろう▲日本人男性はロリコン化した、という不名誉な説があるのだけど、エイズが怖いから病気持ってなさそうな未通女(おぼこ)を選ぶって心理だと気づいた▲出稼ぎ娼婦が地下銀行経由で送金って話題、すでに過去となったなぁ。2024/04/17

めいけふ

6
若干強引な推測ではあるがアンダーグラウンドの世界の経済の規模をざっくり知るには良い本。著者の同テーマの本とかなりかぶるらしいので1冊読めば事足りるそうで。風俗業を規制するのではなく容認していく社会作り、未成年への性教育の強化には賛成。2013/09/21

5
人類最古から存在して、きっと人類が滅びるまでなくならない産業。公的に認めて国が管理して、税収とその業界で働く女性の健康と補償を確保するのは悪い手ではないと思う。日本ではその手の行為に対する考え方が過剰に固い層がいるので無理っぽいかな。禁止するから地下にもぐり、押さえつけるから余計に(歪んで)求めるというのはなんかわかる。2014/10/17

磁石

5
人類最古の職業についての話。具体的な数字を出されると、その大きさに圧倒される。規制されればされるほど、必ずと言っていいほど抜け穴を探り出して、地下へ地下へと潜っていく。その結果、人身売買や性感性症・HIVの広まりを止めることができない。そのためか、ヨーロッパの一部の国では、国として公式に認めて法体制もしっかりと作り込んでいる。撲滅を考えるのではなくて、そこから出てくる悪影響を防ぐことを考えている。それが一番理想だと思うが、究極なプライベートでもある以上、うかつに同じ対応をするのは考えものかも。2013/09/22

がんぞ

3
買春とは快楽より男らしさを浪費で示す行為と思う/男性の「子孫繁栄」欲求を虚栄で満たすSEX産業は、非婚化少子化にともなって繁栄するが。根本動因は女性の経済力対等化であり、貧富の格差拡大と思われる。社会の「同調圧力」は弱まり、(根本的に不利な)女子の「選ぶ権利」尊重は婚姻成立・維持を男子にとって限りなく困難にさせている。長らく売春は公的経済統計に挙がらない「地下経済」であったが、税収不足に苦しむ近代国家はそれをしも把握しようと努め…/日本に外国人観光客が押し寄せる一因には独自のSEX産業があるのではないか?2017/08/07

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