内容説明
わずらわしくて厄介だけど世界でいちばん大切な人たち。両親の離婚、家庭内暴力、子育ての放棄、夫・妻の不貞…社会の変化がもたらした複雑で困難なトラブルに直面し、いま“家族”のあり方も大きな転換期を迎えている。伝統に縛られない“新しい家族”を模索し幸福をつかんだ人々を描いた感動ノンフィクション。
目次
PROLOGUE 約束
コックの物語
無名の神
父と息子
白人の男
ドロシーの娘
傷のある木
箱入り娘
御殿
ハーフタイム
ジャマイカ
情事
蘭の帝王
殺し屋の妻
沈黙のドライブ
著者等紹介
ブロンソン,ポー[ブロンソン,ポー][Bronson,Po]
スタンフォード大学卒業後、コンサルタント会社、証券会社、出版社を渡り歩き作家に。主な著書に『マネー!マネー!マネー!』(角川書店)、『シリコンバレーを抜け駆けろ』(角川書店)、『シリコンバレーに行きたいか!』(翔泳社)、『このつまらない仕事を辞めたら、僕の人生は変わるのだろうか?』(アスペクト)などがあり、いずれも全米でベストセラーになっている
桐谷知未[キリヤトモミ]
東京都出身。南イリノイ大学ジャーナリズム学科卒業。フリーランスで実務翻訳を手がけたのち、文芸翻訳家を志して東江一紀氏に師事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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がぁ
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描かれている家族の風景は決して明るいものばかりではないのに、何故励まされるのか。それは、いずれの人生も等身大だから、ではないだろうか。私が家族のことでもがき苦しむように、この本の中でも悩み苦しむ人たちがいる。およそ家族とは、苦悩するものだと知らしめる。それでも家族を愛するのだ。生きていくということ、逃れようのないしがらみに捉えられているからこそ、そこに意味があると思う。日常では漠然と感じている思いに、意味を与えてくれるのが本書だと感じた。 2007/07/17
メルセ・ひすい
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8-28 赤15 「家族の崩壊」今は夫婦が子供を無事に育て上げ、終生添い遂げるなど至難の業。しかし、・・著者は断固として家族は「進化しつつある」とする。19家族のノンフィク。 。長期に及ぶ密着インタビュー。家族とは、煩わしくて厄介だけど、世界で一番大切な人たち。伝統に縛られない「新しい家族」を模索して、あらゆる困難を克服し幸せを手に入れた人々を描く。 2007/03/07