内容説明
月の光は、ほとんど無尽蔵の豊かな資源だ。夏でも冬でも海でも山でも、東京でもワシントンでもバグダッドでも、月光はいくらでも採れる。この豊富な資源を使って手軽に楽しめる月遊びを、いろいろやってみよう。オーソドックスな月見もいいが、月をただ座して見るだけではもったいない。もっとアクティブに楽しもう。月の国の末裔として、もっともっといろんな月とのつき合いかた、新しい遊びかたを考えてみよう。
目次
失われた月夜をとりもどす―無灯火ムーンライトハイク
飲月とマイ田毎―水面の月を遊び尽くす
月形遊びと月傘―マイムーンをつくる
おぼろ夜を歩く―月夜と闇夜の狭間を漂う
マイムーンバトル―月夜のやさしい嫌がらせ
月の昼と昼の月―黒い青空に白い月を見る
街の月夜の影見歩き―街灯と月のコラボレーション
月夜の体育―綱引きから全力疾走まで
小穴から月を覗く―手穴から街のスリットまで
家に月夜をつくる―街でも青い月夜が自作できる〔ほか〕
著者等紹介
中野純[ナカノジュン]
体験を作り体験を書く、体験作家。「真冬のムーンライトハイク」などのイベントを企画・案内する、夜山ガイド。1961年東京都杉並区で生まれ、オオカミヤマ(済美山)、多摩丘陵、千里丘陵で育つ。現在、有限会社さるすべり代表。少女まんが館世話人
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
バジルの葉っぱ
3
中秋の名月なので、気に入ってるところだけ再読。この本すごくユニークだと思う。実はお気に入りの一冊。コップに水をいれて月を映し飲み干す飲月とか、月夜の散歩とか、月夜にスポーツをするとか、両手を交差してくんでその隙間から月を覗くとか、、改めて言われて気づく月夜の楽しみかたがたくさん。2021/09/21
ぎすけ
3
著者の月に対する愛情満載本。月虹が見たい。2009/01/02
おだまん
3
ムーンライトウォークしたい!月で遊びたい!純粋に月を愛でる楽しさが分かる本。2008/11/17
skr-shower
2
月と富士山はきれいに見えると、なぜかうれしい。そしてナイトハイク、女一人では安全性に問題があるけれど月明かりの散歩は、青く静かで楽しい。山で2回のご来光は一回体験してみたい。月虹は難しそうだ。2022/06/22
束子
2
今後は星だけでなく、月夜も楽しむ! とりあえず夜に部屋の照明を消し、レースのカーテンだけにして外灯の灯りを取り入れ、疑似月夜をつくって楽しんでみる…。2011/06/04