長沼さん、エイリアンって地球にもいるんですか?―脱「知的」生命探査のススメ

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  • サイズ B6判/ページ数 236p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784757160439
  • NDC分類 460.4
  • Cコード C0040

出版社内容情報

生物学者・長沼毅が、地球外生命や生物と生命の境界をめぐって最先端の科学者・文化人と語り合う対談集。

内容説明

エイリアンは知的とは限らない。吟遊科学者・長沼毅と6人のゲストがくりひろげる、宇宙に(きっと)ウジャウジャいる生命たちをめぐる、アッと驚くサイエンス・ストーリー。日本科学未来館トークイベントとJ‐WAVE「DOCOMO東京REMIX族」の対談を再録。

目次

第0章 エイリアンって地球にもいるんですか?―「エイリアン展」会場にて(山田五郎;中川翔子;長沼毅)
第1章 エイリアンはひきこもり?―太陽系とその外側の生命(佐々木晶;長沼毅)
第2章 生物と生命のあいだ―分子生物学とエイリアン(福岡伸一;長沼毅)
第3章 生命は遊びだ!―人工生命の挑戦(池上高志;長沼毅)
第4章 茶の湯とエイリアン―一期一会の宇宙(千宗屋;長沼毅)

著者等紹介

長沼毅[ナガヌマタケシ]
微生物生態学/広島大学大学院准教授。1961年生まれ。筑波大学第二学群生物学類卒業、同大学院博士課程修了。理学博士。海洋科学技術センター、カリフォルニア大学サンタバーバラ校海洋科学研究所客員研究員等を経て現職。北極、南極、深海、砂漠など世界の辺境に極限生物を探し、地球外生命を夢想する科学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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noko

4
エイリアンがテーマ。エイリアン展というのをやったらしく、そのイベントでの対談などをまとめた物。山田五郎&中川翔子との対談は分かりやすい。佐々木晶氏との対談は難しめ。一冊の中でも難易度が変わる。もしエイリアンがいるとしたら、候補は木星の衛星エウロパ。隣のガニメデも同じく表面が氷で下に海がある。土星の衛星のタイタンも面白く、大気がチリだらけ。そのチリは有機物のチリだったので、もしかしたら…。火星探査をしているが、火星は過去生命がいたが、既に耐えたのでは?生命体はエントロピー増大の法則に打ち勝って生まれる。2023/06/14

じじちょん

4
知的生命体が進化した結果、宇宙の事を知りたくなり他の生命体と交信したいから情報を発信するという観念が前提で電波飛ばすけど、別の生命体が必ずしもそうであるとは限らないのだ…。文明が起こってから、せいぜい5000年。電波使いだしてから数十年程度、地球外の知的生命体と出会うために十分な長さがあるかというと、そうでもないよな、と納得。バクテリアだって知的じゃないとも言えないし、そもそも別の生命体であることを認識すらしてないかもしれないし、コミュニケートする方法だって違うかもしれない。2020/12/17

Martini

1
長沼先生の授業を受けるつもりでの読書。各専門家などとの対談集。専門的な話も多く、ある程度の基礎知識が無いと判りづらい話も多数。読み物としての楽しみは少ない…冒頭の山田五郎としょこたんとの対談が、いちばんわかりやすくて楽しめました。「生殖細胞である卵子だけがつながっていて、われわれはそれを守って次の世代に渡すための乗り物に過ぎない」との長沼談が心に残った。2017/01/16

寺島ヒロ

1
和製インディジョーンズ・長沼毅の豪華な対談本。山田五郎、中川翔子、佐々木晶、福岡伸一、池上高志、千宗屋。いいなと思ったのは池上さんとの対談「ある機能に対して一番いい形が選ばれたのが生命だという誤解」についてのくだり。私たち人類が今現在生きているということは確かに一つの正解を示したからだろう、しかし私たちこそが正解という傲慢は宇宙を見上げる目を曇らせるのだ。2013/06/26

朝吹龍一朗

1
対談集だが、中では武者小路千家の家元である千宗屋との一編が収穫。「器」に対する日本と西洋の捕らえ方の差の分析が秀逸。いわく、西洋ではモノは即「永遠」につながるが、日本ではその器に入れる「中身」の永遠を想うと。2010/03/06

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