操作される生命―科学的言説の政治学

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操作される生命―科学的言説の政治学

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  • サイズ B6判/ページ数 329p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784757160088
  • NDC分類 490.15
  • Cコード C0010

内容説明

生命倫理と法的規制は歯止めとなるのか?脳死移植技術、補助生殖技術、ヒトクローン技術…「社会的合意」のもとにテクノロジーが受容される解釈の歴史をたどる。

目次

序章 問題の構造とは何か
第1章 読み替えられる問題―脳死移植技術(脳死移植はなぜ「問題」となったか;科学的「事実」による「客観的」解決;「社会的合意」問題の解決;自己決定概念の拡張と尊重)
第2章 変わりゆく解釈―補助生殖技術(補助生殖技術への道程―不妊の医療化;拡張された治療パラダイム;生殖権パラダイムの登場)
第3章 禁止は歯止めになるのか―ヒトクローン技術(「いつかは可能になる」技術;「可能性」論議と問題の「発見」;歯止めの倫理、進む研究)
第4章 生命科学・技術はどこへ行くのか―科学論の立場から(意思決定はいかに下されるのか;倫理学的言説はいかに機能するか;価値観の創造とテクノロジーの創造)

著者等紹介

林真理[ハヤシマコト]
1963年倉敷市生まれ。1992年東京大学大学院理学系研究科科学史科学基礎論専攻博士課程退学。現在、工学院大学共通課程助教授。専攻:科学史・科学論
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