出版社内容情報
伝統奇術「手妻」と西洋奇術の第一人者・松旭斎天一。激動の明治のスーパースターの面白すぎる生涯を、現役マジシャンが描く。
福井の下級武士の家に生まれた悪童は、やがて伝統奇術「手妻」と
西洋奇術の第一人者・松旭斎天一となり、日本全国はもとより、アメリ
カ、ヨーロッパ公演に成功。後世に語り継がれた……激動の明治の
スーパースターの面白すぎる生涯を、現役マジシャンが描く!
はじめに――明治開化期、最も成功した芸能人の再評価のために
第一章 その生い立ち――どうしようもない悪童が芸人をめざすまで
第二章 修行時代――「西洋」を手に入れた奇術師
第三章 千日前興行――幾多の先行者を追い越せた理由
第四章 「劇場興行」にこだわった東京進出
第五章 地方海外巡業と後継者天勝の入団
第六章 四十八歳で挑戦したアメリカ興行
第七章 一世一代の賭け、歌舞伎座興行
第八章 天二・天勝の確執と一座の分裂
エピローグ 大物芸人の系譜
【著者紹介】
藤山新太郎(ふじやま・しんたろう:1954年生まれ。プロマジシャン。日本奇術協会副会長。著書に『手妻のはなし』(新潮選書)、『タネも仕掛けもございません』(角川選書)などがある。
内容説明
幕末、福井の下級武士の家に生まれた悪童は、日本伝統奇術「手妻」と西洋奇術の第一人者・松旭斎天一となり、日本全国はもとより、アメリカ、ヨーロッパ公演を成功させ、川上音二郎や桃中軒雲右衛門と並び称される、明治の代表的芸能人となった…激動の明治のスーパースターの面白すぎる生涯を、現役マジシャンの第一人者が描く!松旭斎天一没後一〇〇年記念出版。
目次
第1章 その生い立ち―どうしようもない悪童が芸人をめざすまで
第2章 修行時代―「西洋」を手に入れた奇術師
第3章 千日前興行―幾多の先行者を追い越せた理由
第4章 「劇場興行」にこだわった東京進出
第5章 地方・海外巡業と後継者天勝の入団
第6章 四十八歳で挑戦したアメリカ興行
第7章 一世一代の賭け、歌舞伎座興行
第8章 天二、天勝の確執と一座の分裂
著者等紹介
藤山新太郎[フジヤマシンタロウ]
プロマジシャン。1954年東京生まれ。日本大学卒。漫才師・南けんじを父に持ち、昔ながらの寄席と芸人の雰囲気を身をもって知る、現代では数少ない奇術師。伝統的な日本奇術「手妻」の継承者で、お囃子に紋付き袴の正装で舞台に立ち、「水芸」「浮かれの蝶(胡蝶の舞)」「お椀と玉」等の古典奇術を得意とする。伝統を守りつつ、現代的なアレンジもしており、国内外で高い評価を受けている。1988、94年に文化庁芸術賞、98年に文化庁芸術祭大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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