軽井沢という聖地

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軽井沢という聖地

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  • サイズ B6判/ページ数 306p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784757150812
  • NDC分類 291.52
  • Cコード C0095

出版社内容情報

キリスト教文化の「洗礼」によって独自の文化をつくってきた軽井沢。その魅力を長きにわたり伝えてきた著者が、新しい軽井沢を描く。

人はなぜ軽井沢に集まるのか?
日本のリゾートの草分けでもあり、抜群の集客力を保持してきた軽井沢は、キリスト教文化の「洗礼」によって「日本にあって日本ではない」文化をつくってきた。今日の姿になっていく過程は、まさに日本の近代化の歩みと重なる。そんな軽井沢の魅力を長きにわたり伝えてきた著者が「新しい軽井沢」を描く。

軽井沢という聖地
人はなぜ、軽井沢に集まるのか
大正コスモポリタンの光と影
変わりゆく避暑地とリゾート開発
受け継がれた環境と伝統
「軽井沢」の歴史と文化を守り続ける人々
軽井沢を愛した作家たち

【著者紹介】
桐山秀樹(きりやま・ひでき):1954年生まれ。ノンフィクション作家。著書に『ホテル戦争』(角川oneテーマ21新書)、『プリンスの墓標』(新潮社)などがある。

内容説明

人はなぜ、「この地」に集まるのか。数多くの上流階級が集い、時代を拓いた作家達が創作の場とした高原に秘められた人間の物語。

目次

プロローグ 軽井沢という聖地(桐山秀樹)
1 軽井沢・避暑地一二五年の伝統と文化(桐山秀樹)(人はなぜ、軽井沢に集まるのか;大正コスモポリタンの光と影;変わり行く避暑地とリゾート開発 ほか)
2 軽井沢を愛した作家たち(吉村祐美)(避暑地軽井沢の幕が開く;軽井沢を愛した作家たち;堀辰雄と軽井沢 ほか)
エピローグ 訪れる人の心を魅了する軽井沢の風景(吉村祐美)

著者等紹介

桐山秀樹[キリヤマヒデキ]
1954年(昭和29年)愛知県名古屋市生まれ。学習院大学法学部政治学科卒業。ノンフィクション作家。企業経営から旅行、リゾート、ホテル、レストランのサービスを含む「食」「健康」に関する分野まで幅広く精通する。1978年に「正論」(産経新聞社)にて「私の正論大賞」受賞

吉村祐美[ヨシムラユミ]
兵庫県神戸市生まれ。関西学院大学文学部日本文学科卒業、同大学院修士課程修了。文芸評論家、エッセイスト。「関西文学」評論部門入賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

koji

3
軽井沢は5回訪れました。行く度に魅力が増す軽井沢の秘密を垣間見たいと思い、4年前に本書を読みました。桐山秀樹さんの「Ⅰ」を再読し、今書かないままになっていた感想を埋めています。避暑地軽井沢の扉は、130年前に開けられました。その間、何度も危機がありながら文化を守れたのか。私は、著者の次の3点に納得がいきました。①初期の避暑地生活の伝統や美徳を誠実に守ったこと、②長くて寒い冬が一定規模以上にリゾートが拡大させず純粋さが濃縮されたこと、そして③軽井沢に魅了された人々が善良で自由な美風を守り続けたこと。良書です2012/07/26

コカブ

1
リゾートとしての軽井沢の歴史について語った本。軽井沢が人を引き付ける様子を「聖地」と表現したのだろう。軽井沢は鉄道開通で寂れたが、最初に外国人宣教師が避暑地として夏の軽井沢に滞在しだした。次いで洋行経験のある日本人も避暑に訪れるようになり、上流階級が家族連れで避暑をするようになった。彼らは「軽井沢会」という会を作ってテニスコートなどを運営し、誰でも訪問できるガーデンパーティーを開くなどの独自の別荘文化を培っていったという(だから軽井沢の別荘地は塀がない)。こういった文化は、作家たちも引き付けていった。2014/11/16

takuchan

1
軽井沢の原点は、明治以来、脈々と受け継がれてきた避暑地、別荘地、そして信仰の地としての歴史と伝統にある/軽井沢旅行を前にイメージを高めるために読んだ本。そんな動機にピッタリの本。ガイドブックでは物足りない歴史、特に軽井沢を愛した作家たちが圧巻。解説が詳しすぎると思えるほど、軽井沢を舞台にした作品の紹介が続く。横溝正史、栗本薫、内田康夫など軽井沢とミステリーが結びつくのが非常に興味深い。2014/09/06

Yasuhisa Ogura

0
最近、仕事の関係で週末を軽井沢で過ごすことが多くなったことから、この町の「秘密」を知りたいと思い講読。個人的には、大戦中、中立国の大使館などが疎開していたことに興味をもっている。本書は、軽井沢の開発の歴史やエトランジェには分かりにくい軽井沢文化などを語ってくれる。軽井沢は、特定の理念を持って人為的に作られた町であり、その理念は時代に影響されながらも、今だに根付いているということである。それを可能としてきたのは、「長くて厳しい冬」という自然の存在であり、それこそが軽井沢の最大の魅力なのだと思った。2020/02/02

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