失われた場を探して―ロストジェネレーションの社会学

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失われた場を探して―ロストジェネレーションの社会学

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  • サイズ B6判/ページ数 245,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784757142060
  • NDC分類 361.64
  • Cコード C0036

出版社内容情報

日本の若者の雇用に、いま何が起こっているのか?アメリカ人研究者が「場」の喪失が日本社会に与えた衝撃的事実に迫る。

内容説明

ニート、フリーター、ひきこもり、ワーキングプア…。「場」の喪失が日本の若者にもたらした衝撃の事実に迫るロストジェネレーション論の到達点。

目次

第1章 ロストジェネレーションの誕生―「場」が消えて、格差が生まれた
第2章 若者を仕事の世界に送り込むメカニズム
第3章 「場」が重要な社会、「場」が崩壊した世代
第4章 高校と企業の「実績関係」に起きた変化
第5章 ニート・フリーターはどこから生まれる?
第6章 モバイル型ワーカーの生きる道
第7章 ロストジェネレーションとポスト・ロストジェネレーションの可能性

著者等紹介

ブリントン,メアリー・C.[ブリントン,メアリーC.][Brinton,Mary C.]
ハーバード大学ライシャワー日本研究所教授。専攻は社会学。シカゴ大学、コーネル大学を経て、2003年より現職。主な研究テーマは、ジェンダーの不平等、労働市場、教育、日本社会など。日本研究歴は三〇年以上。1990年代に日本に長期間滞在し、神奈川県の高校、職業安定所などで丹念な聞き取り調査を行い、日本の経済状況の変化が若者の雇用環境にもたらした影響を研究

玄田有史[ゲンダユウジ]
東京大学社会科学研究所教授。専攻は労働経済学。著書に『仕事のなかの曖昧な不安』(中央公論新社、サントリー学芸賞)、『ジョブ・クリエイション』(日本経済新聞社、エコノミスト賞)ほか多数

池村千秋[イケムラチアキ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

2
ふむ2023/02/16

きくまる

2
2008年初版、まさに現在進行中の社会問題への提言。非常に読みやすい。高度成長でのみ通用した価値観は維持されたまま、日本経済が製造業中心からサービス業中心に移行、雇用の変化は、非進学校の高校生の安定就職の道を断った。筆者は若者に場を移動しながら場によらぬ人間関係の構築する別の価値観と生き方を提言。新しい価値観を構築するのを、旧式の教育で育った彼らに求めるのは非常に酷い。せめて今の若者は根性がない的な発言で若者潰しをするのではなく、彼らが新しい価値観を模索するのを助ける存在でありたいとおばさんは切に思う。2014/12/26

メルセ・ひすい

2
著者 ババード大ライシャワー日本研教授 社会学 ・ニート、フリーター、ひきこもり、ワーキングプア…。学校やハローワークなどの協力を得て収集されたデータと、学校現場やロスジェネの若者への丹念なインタビューから、「場」の喪失が日本社会に与えた驚くべき事実に迫る。2009/05/22

かーんたや

1
データが薄い。特にインタビューは3人だけ。全員勤労意欲はある人。そうでない人は取り上げていない。役に立った情報としては、下位普通高校が一番就職悪い、高校の就職指導が一番手厚く専門学校卒だと悪質な企業に就職するケースある。アメリカ的に個人として世渡りできる能力を、と言うが、これは苦手な人との格差が広がる処方箋に聞こえる。高卒で地域産業に就職して厚生年金納め続けるのが固いだろう。伝統的な意味で男性的な人なら工業、女性的な人なら介護。または農林漁業。衣食住が当たり前のものではなく有難いものという意識教育も必須。2021/02/02

ばぶでん

1
特別な才能がなくとも日本の若者には学校という「場」が与えられ、卒業すれば会社という「場」に送りこまれるという高度成長期の仕組みが有効に働かなくなり、大半の若者が一人前の大人へのレールを歩めなくなっているという現在の日本社会についての指摘にははっとさせられた。会社等の「場」にべったりし過ぎていたこれまでの硬直的で多様性の乏しい日本人の生き方を、対人関係能力を育成し、弱い絆を含めて社会の繫がりを利用しながら、自己主導的に幸福を追求できるようにすべきという提案もいちいち尤も。これこそ社会学というべきものだろう。2015/10/20

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