内容説明
ドバイを中心とする湾岸アラブ諸国の著しい発展は、ムスリムたちに自信と誇りを与えた。かつての栄光と繁栄を取り戻そうとするアラビアン・ドリームとは…。
目次
第1章 ドバイの著しい成長
第2章 沸騰する湾岸諸国
第3章 建設ラッシュを支える資材産業の拡大
第4章 観光立国を目指す湾岸諸国
第5章 ヨーロッパを凌駕していたイスラム文明
第6章 イスラムの経済思想
第7章 湾岸諸国発展の懸念
第8章 イスラム世界の経済発展はどこに向かうか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
18
UAEを中心とした中近東を、ビジネスのみならず、文化、宗教、歴史の観点で学ぶことができる。「入門書」に適している。宗教による文化(ビジネス・一般生活面)の違いを理解することは必須。印象に残るのが、他先進国と同様の課題を抱えている点。新しく何かを得ることで、これまでの何かを失う。結果、伴う弊害。バランスが難しい。一方で、”資源”ビジネスを超えたチャレンジに挑む姿勢!いつか中近東の仕事にも携わりたいと感じる。2012/11/17
人生ゴルディアス
2
リーマン直前、原油が100ドル超えていた時期のアラブ経済について。ドバイの本だと思って読んでたから、ドバイ少なくてちょっと騙された感。10年前の本なので本書内の未来展望について答え合わせができる。ドバイランドやザ・ワールドは死亡、石油価格下落にもかかわらずどこ吹く風、不動産はその後も堅調、コロナ前は観光客も増え続けていた。ドバイの新しい空港は今も閑古鳥だが古い空港は大人気。コロナ落ち着いたらドバイに行ってこの目でみて見たい。2020/06/13
可兒
2
ドバイを超す超高層ビルがジッダに作られると聞いて、以前のドバイの経済的猛攻を思い出したくなって読んだ2011/08/07