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コミュニティ―グローバル化と社会理論の変容

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  • サイズ B6判/ページ数 301,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784757141216
  • NDC分類 361.7
  • Cコード C0030

内容説明

曖昧かつ不安定な現代社会において再生を遂げつつある、帰属と安心のよりどころとしての「コミュニティ=共同体」とは何か。ポストモダニズム、トランスナショナリズム、多文化主義の諸相からインターネットまで。グローバリゼーション研究の最新成果を駆使して、現代思想の重要概念を徹底分析する。『想像の共同体』(アンダーソン)から『帝国』(ネグリ=ハート)をへて生まれた全く新しい共同体論。

目次

1章 理念としてのコミュニティ―喪失と回復
2章 コミュニティと社会―モダニティの神話
3章 都市コミュニティ―地域性と帰属
4章 政治的コミュニティ―コミュニタリアニズムとシティズンシップ
5章 コミュニティと差異―多文化主義の諸相
6章 異議申し立てのコミュニティ―コミュニケーション・コミュニティという発想
7章 ポストモダン・コミュニティ―統一性を超えるコミュニティ
8章 コスモポリタン・コミュニティ―ローカルなものとグローバルなものの間
9章 ヴァーチャル・コミュニティ―コミュニケーションとしての帰属
まとめ 今日のコミュニティを理論化する

著者等紹介

デランティ,ジェラード[デランティ,ジェラード][Delanty,Gerard]
英国の社会学者。リヴァプール大学社会学部教授。European Journal of Social Theory誌の主席編集者を務める

山之内靖[ヤマノウチヤスシ]
東京外国語大学、フェリス女学院大学名誉教授。経済学博士。現代社会論

伊藤茂[イトウシゲル]
翻訳家。東京外国語大学大学院修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kei

13
論文形式。このような本を読むと、如何に自分が勉強不足かということを思い知らされる。これを理解できるようなレベルまで、教養や知識を深めて行きたい。2016/09/21

msykst

4
スーパー分かりやすい教科書。後期近代のアイデンティティの話とかリキッドモダニティとかのあの感じ。コミュニティが開放的か閉鎖的か(対話的か否か)って話がポイントになっとるけども、日本でよく見る「開放的なコミュニティです!」って猛烈にアピールしてる閉鎖的なコミュニティってなんなんやろ。「文脈をわきまえないでなんでも直輸入しちゃう問題」の一つなんかな。2009/02/20

Daimon

1
コミュニティは、伝統やノスタルジアなどを想起させる社会統合の基礎ではなくなっている。問題はそうした失われたものの代替となるものへの帰属にかかっており、コミュニティは絶えず変容し続ける柔軟なものである。グローバリゼーションからの逃避に対して、ユートピア的な伝統的コミュニティの幻影を当てるのではなく、新たなコミュニティの再構築に目を向けるべきである。2017/03/04

粟谷佳司

1
必要があって読む。デランティ先生の授業に出ていたが当時はこのような面白い本を書いている人とは知らなかった。2009/09/16

Kojo Akira

0
実際は原著(第2版)を読了2015/01/07

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