内容説明
勝ち馬に乗らない、大勢に迎合しない、一人で考え抜く。民間在野から、時代を射抜くシャープな研究を次々世に問うてきた著者の半自伝的学問論。
目次
第1章 大学紛争とヒマラヤ
第2章 分子生物学批判と目的論
第3章 『生気論史』から抽象生物学へ
第4章 証券会社調査部とドリーシュと
第5章 オイルショックと生物学史
第6章 真理探究権に生きる
第7章 生命科学研究所へ
第8章 自然の懐胎
著者等紹介
米本昌平[ヨネモトショウヘイ]
1946年愛知県に生まれる。1972年京都大学理学部卒業。丸万証券入社。1976年三菱化成生命科学研究所入所。2002年4月生命倫理や科学技術政策を研究対象とするシンクタンク「科学技術文明研究所」を設立、所長に。専攻は科学史・科学論。著作に『遺伝管理社会』(弘文堂、毎日出版文化賞受賞、1989年)、『知政学のすすめ』(中央公論社叢書、吉野作造賞受賞、1998年)ほか
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。