考える身体

  • ポイントキャンペーン

考える身体

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 265p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784757140141
  • NDC分類 704
  • Cコード C0030

内容説明

身体の思想ではない。いまや、思想の身体こそ語られるべきではないか。人類の起源から現代に至る歴史的文脈のなかに「身体」を位置づけ、身体と精神・言葉・文学・思考・芸術・舞踊…との関係を縦横に論じる。

目次

1 メディア
2 身体
3 表現
4 舞踊
5 思考

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

袖崎いたる

7
ふだんの生活の中で考えることはやはり既に考えられているのだなぁという印象。本書を読むと、自分の場所について考えられる。場所とは環境で、環境というのは言葉で他人で動き方のことだ。それを踏まえると、わたしたちの人間は随分とおもしろくなる。そうした消息を告げる希望の一冊。2018/12/10

13km

4
舞踊こそ根源的な芸術である。言われてみればたしかにそうかもと思いました。舞踊ではないけれども、人類が言葉にならない言葉を発していた時も身体を使って全身で喜怒哀楽を表現していたことは想像できるし、身体を使ってるうちに言語を獲得したのも想像できる。自身の身体を一から見直し舞踊を習いたくなる本でした。2013/02/09

せん

3
高校の現代国語資料整理。 身体論の本。自己確認のための身体加工や己を相対的な差で理解する考え方等、人間独自の憑依現象によって何にでもなれてしまう不安定な考え方。

K嬢

2
私自身の哲学的知識が圧倒的に足りないことを痛感させられる。身体と文字の関係はなかなか興味深い。特に最終章を繰り返し読み返したいと思う。2012/03/08

僕素朴

1
「舞踏は精神と身体という区分を無化する!」というダンス愛いっぱいの評論集。いま自分の頭が評論モードじゃなくて最後まで読みきれなかった。本筋から離れるけど、歴史家ホブズホームの話が面白かったのでメモ。20世紀の後半50年は石器時代から続く7~8千年の、人類の多くが食物を育ててきた歴史が終わった特筆すべき時代だって。一次産業の人口が極限まで減ってしまったから。そんなスパンでみると感慨深いというか、そら恐ろしいものがある。2008/10/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/553203
  • ご注意事項