内容説明
「歴史的意識」を学ぶ、「無知」を知る。経済学の巨人たちと「対話」し続けてきた著者が初めて自らの学問的信条を率直に語る、知的誠実さに満ちた教養論。
目次
第1講 「スミス」「マルクス」「ケインズ」の時代(「教養」の深さとは;古典的名著を直接読む ほか)
第2講 自分自身にとっての「古典」をもつこと(『わが道 経済学』;シュンペーターに始まる ほか)
第3講 近代経済学の本流を学ぶ(本流としてのケンブリッジ学派;「体制内革新」としてのケインズ理論 ほか)
第4講 評伝を書いてみること(「評伝」を書く覚悟;ロビンズの「柔軟性」 ほか)
第5講 多様な経済思想に学ぶ(「寛容」の精神を身につける;「保守派」ハイエクを読む ほか)
著者等紹介
根井雅弘[ネイマサヒロ]
1962年宮崎県生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了・経済学博士。京都大学大学院経済学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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