中国の情報通信革命

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 291p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784757103139
  • NDC分類 694.222
  • Cコード C0030

内容説明

社会主義市場経済導入以来、苦闘の連続を経て、外国資本の導入、国内企業間の競争政策により発展の基盤をつくりあげた中国の情報通信産業の急激な発展を、政策・制度面を含めて多角的に解き明かす。

目次

第1章 産業政策と中国の電気通信業界
第2章 中国における電気通信の歴史と政策の軌跡
第3章 1990年代‐2000年代における電気通信セクターの競争
第4章 中国のインターネットと政策
第5章 通信網の建設―通信機器企業の役割
第6章 上海の電気通信産業―市政府の役割に関する事例
第7章 電話とインターネットのデジタルデバイド
第8章 産業政策と電気通信改革の教訓

著者等紹介

ハーウィット,エリック[ハーウィット,エリック][Harwit,Eric]
ハワイ大学、アジア研究科教授。1984年コーネル大学卒業、1985年カリフォルニア大学バークレイ校政治学修士号、1992年政治学博士号。1989‐90年対外経済貿易大学(北京)留学。2000‐01年スタンフォード大学客員研究員兼任、2007‐08年愛知大学COE訪問教授兼任。中国の政治経済改革、外国貿易・投資政策、インターネット・通信政策、自動車産業開発の研究に従事

三宅功[ミヤケコウ]
NTTデータ先端技術(株)代表取締役社長。1980年の日本電信電話公社電気通信研究所入所以来、パケット交換網、大容量衛星通信網、ISDNおよび高速広帯域通信網のトラヒック・網設計法の研究、ATM交換システムの研究実用化、ATMネットワークサービスの導入検討、次世代ネットワークシステムの研究実用化に従事。2007年にはサービスインテグレーション基盤研究所所長、2009年には情報流通基盤総合研究所所長。2011年より現職

高杉耕一[タカスギコウイチ]
NTTサービスインテグレーション基盤研究所主任研究員。1997年に日本電信電話(株)に入社し、現在はFMCアーキテクチャ、M2Mプラットフォーム等の研究開発に従事。博士(工学)

黒川章[クロカワアキラ]
NTTサービスインテグレーション基盤研究所所長。1984年に日本電信電話公社入社以来、通信プロトコル、通信ソフトウェア、NGNのアーキテクチャ等の研究開発に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kentaro

1
ダイジェスト版からの要約 中国政府はISPやその他の電気通信事業の門戸を外国企業に開かずに来ていたが、インターネット・コンテンツや電子商取引の分野では外国資本に門戸を開いた。ICPの経営は管理しやすく、治安上のリスクが少なかったからだ。中国政府が優先するのは、政治的利益と国の安全保障だ。外国企業の参入は、例えばテレビ番組の分野では、政府は制限的ながら番組制作の合弁会社を積極的に認めており、国内の制作会社に外国の番組制作技術を学ばせようとしたように、外国企業は資本だけでなく効率性と質をICP分野に与えた。2018/06/21

笹帽子

0
なかなか専門的。こういうのを読むと、一市民として中国で生まれてたらという意味での中国のイメージは相変わらずあまり良くないが、中国政府・共産党は賢いな、という意味でのイメージはだいぶ高まる。2012/09/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4347895
  • ご注意事項