内容説明
倫理や道徳を、情報の視座から、根本的に思想として捉え直し、これからの情報時代、グローバリゼーション時代の普遍倫理を模索する、新たな「知」の試み。
目次
第1章 普遍倫理への模索―解説にかえて
第2章 情報倫理の本質と範囲
第3章 情報倫理学の存在論的基礎づけに向けて
第4章 倫理多元主義とグローバル情報倫理
第5章 日本情報社会の倫理―ヴァレラの“身体化された心”への基礎情報学からの考察
第6章 情報エコロジーとしての情報倫理学―デジタル還元主義を超えて
著者等紹介
西垣通[ニシガキトオル]
1948年東京生まれ。東京大学工学部計数工学科卒業、工学博士。日立製作所、スタンフォード大学にてコンピュータ・システムの研究開発にたずさわったのち、明治大学教授を経て、東京大学大学院情報学環教授。研究領域は、情報学、メディア論
竹之内禎[タケノウチタダシ]
1974年東京生まれ。法政大学文学部哲学科卒業、図書館情報大学(現・筑波大学)大学院情報メディア研究科博士後期課程修了、博士(情報学)。東京大学大学院情報学環助手を経て、同大学大学院特任講師。情報メディア学会理事。法政大学、明治大学ほか兼任講師。研究領域は、基礎情報学、情報倫理学、図書館情報学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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