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叢書コムニス
神はなぜいるのか?

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  • サイズ A5判/ページ数 433,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784757101746
  • NDC分類 160
  • Cコード C0039

内容説明

宗教とはなにか。宗教は、なぜ、どのようにして生まれたのか。なぜ、すべての社会には宗教があり、一見奇妙に思える信仰や儀式が、現在も行なわれているだろうか。文化人類学、認知科学、進化生物学、進化心理学などの最新の知見を駆使し、ヒトの心の進化に焦点を当てることで、宗教の謎を解き明かす。

目次

第1章 なにが起源か?
第2章 超自然的概念とはどのようなものか?
第3章 宗教を生み出す心
第4章 なぜ神や霊か?
第5章 宗教、道徳、災い
第6章 宗教はなぜ死をあつかうか?
第7章 儀礼はなぜあるか?
第8章 教義、排除、暴力はなぜあるか?
第9章 なぜ信じるのか?

著者等紹介

ボイヤー,パスカル[ボイヤー,パスカル][Boyer,Pascal]
パリ生まれ。1983年パリ大学ナンテール校で博士号取得。ケンブリッジ大学キングス・カレッジ、リヨン大学を経て、2000年よりワシントン大学(セントルイス)教授。専門は文化人類学と認知科学

鈴木光太郎[スズキコウタロウ]
1985年東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。現在、新潟大学人文学部教授。専門は実験心理学

中村潔[ナカムラキヨシ]
1989年東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期退学。現在、新潟大学人文学部教授。専門は文化人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ntahima

29
【県図書6】物心がついた頃、世界は謎に満ちていた。とりわけ理解できなかったことは(他の一部の人の心の中に)『神はなぜいるのか?』いうことと、“人はなぜ大枚叩いて家を買うか?”であった。飽くまでも幼心の直感であり論理ではない。但、半世紀近くの時が流れた今もまだ答えは見いだせない。ド―キンスは科学の刃を振り上げ『神は妄想である』と、やや感情的に~宗教との決別~を宣言した。本書も認知心理学、人類学、言語学、進化生物学などの最新知見に基づくものの、差の尊さを知る人類学者の手によるゆえか、すこぶる穏やかかつ示唆的。2015/11/18

臓物ちゃん

5
神「そんな呼ばれてない同窓会に何で来たんだよみたいに言われても……」分厚いのでまだ全て読み解けてないけど、マジでいろんな宗教があるんだなぁ。世界って広いや。2017/04/23

_pikopon

4
認知科学・認知人類学から見た宗教。「宗教がなぜ今あるような形であるのかを知るためには人の心がどのような仕組みになっているかを知らねばならず、それは実験心理学の手法でしか明らかにできない」こういう本がもっと増えると良いな。2009/02/01

tama

2
県立中央図書館から借出し ここと静岡市図書館の2箇所のみ収蔵。分厚く字が小さく、なのに2段組と読むのに一苦労。でもこの本、凄い。「!」の連続。最新心理学・認知学・人類学による判り易い説明。借りた理由は「誰かの思い込みがなぜ・いつ宗教にまで発展した?」を知りたかったから。しかし意表を突く回答ゾロゾロ。葬式仏教って言うけど宗教が葬儀を扱うのは当然。宗教は道徳心に寄生して出来ている。思いつきを広めたがるのは群れで協力行動する進化のせい。人類の心理から「排他・独占組合」化するのは自然=あっという間に!2014/05/19

ロンドン小林

2
科学の視点、人類学の視点。いい本です。2008/05/25

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