イメージの生と死

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  • サイズ A5判/ページ数 465p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784757100725
  • NDC分類 085
  • Cコード C0030

内容説明

メディオロジーの理解のために。西洋における「まなざし」の歴史を辿る。イメージの根源からオーディオビジュアルの映像圏へ。われわれの「現実」はいまやメディア・ビジョンに他ならない。

目次

第1部 イメージの起源(死による誕生;象徴の伝達;キリスト教の知恵 ほか)
第2部 芸術の神話(果つることなき歴史の螺旋;「古代芸術」という亡霊の解剖学;芸術の地理学 ほか)
第3部 スペクタル後(ある動乱の年代記;映像圏のパラドクス;純粋遠隔視の弁証法 ほか)

著者等紹介

ドブレ,レジス[ドブレ,レジス][Debray,R´egis]
1940年生まれ。フランスの思想家。1960年代に武装革命派のバイブルとされた『革命のなかの革命』(晶文選書)を執筆。カストロやチェ・ゲバラと中南米でゲリラ闘争をおこないボリビアで投獄され20代ですでに神話的存在となる。1970年代にフランスに帰国し「左翼連合」を樹立。1980年代にはミッテラン政権の側近として共和制権力の中枢で要職につく。その間、小説も数多く発表し、様々なエッセーを発表する多彩ぶりを発揮すると同時に代表的な左翼知識人としてオピニオンリーダーと目されるようになる。その後ミッテランと袂をわかち、マスメディア化する権力を批判すると同時に知識人と権力の関係を問う論考を発表し始める。1994年にソルボンヌで博士号を収得

西垣通[ニシガキトオル]
1948年東京都生まれ。1972年東京大学工学部計数工学科卒業。日立製作所、スタンフォード大学にてコンピュータシステムの研究開発にたずさわったのち、明治大学教授を経て、現在、東京大学大学院情報学環教授。専攻は情報学・メディア論

嶋崎正樹[シマザキマサキ]
1963年岩手県生まれ。東京外国語大学大学院修士課程修了。翻訳家、放送通訳
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。