見ることの狂気―バロック美学と眼差しのアルケオロジー

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見ることの狂気―バロック美学と眼差しのアルケオロジー

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  • サイズ A5判/ページ数 199p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784756695390
  • NDC分類 701.1
  • Cコード C0070

出版社内容情報

見ることに淫したバロック的感性が生む狂気に発展する欲望表現、官能/恐怖を快楽とするバロックの原風景を探る。

内容説明

愛と死 官能の恐怖、欲望し戦慄し焼尽する狂気の眼差しが、感性というタブーにバロックの原‐イメージを射る。

目次

プレリュード 「いわく言いがたきもの」
1 見ることの舞台
2 眼差しの働き
3 窃視あるいはアフンタスムの眼
4 修辞家の望遠鏡(1)―驚異狂熱
5 修辞家の望遠鏡(2)―無の形象
6 眼差しえぬもののパランプセスト
フィナーレ 見ることの火傷

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あかふく

4
ラカン、デリダ、メルロ=ポンティなどをある程度抑えてないと全く意味の取れない文章が多々あり苦しかったが、そんな状態でも様々なレベルで面白い部分がある。まずは序文の、谷川渥いわく「まるでデュラス」。そして論自体。バロックの炎の美学のうねるような形(文章表現上であれば「隠喩至上主義」)の蛇状曲線、これがマニエリスムのものでもあり、またその二重化するあり方はダンディズムにもつながる。ここにある視線。それが再び「燃やすこと」になり生は燃えあがる。人は灰から作られた。2013/01/21

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