内容説明
便利さや物の豊富さでは日本はトップクラスであり、外国への憧れも持たなくなった。そういった日本の様子を著者は「パラダイス鎖国」と呼ぶ。「ジャパンパッシング(日本離れ)」の背後に潜む日本の問題点を浮き彫りにしながら、21世紀の日本人のあり方を提言する画期的論考。
目次
第1章 「パラダイス鎖国」の衝撃(失われゆく「海外」の輝き;『HEROES/ヒーローズ』に見る日本人;パラダイス鎖国・産業編)
第2章 閉じていく日本(輸出は「悪」か?;閉じていく日本のカタチ;パラダイス鎖国という現実)
第3章 日本の選択肢(21世紀の「ゆるやかな開国」;「豊かさ」の戦略;アメリカに何を学ぶか;多様性の国を目指して)
第4章 日本人と「パラダイス鎖国」(モーレツ社員でもなく、引きこもりでもなく;雇用慣行が日本人を変える;「脱・鎖国」の日本人)
著者等紹介
海部美知[カイフミチ]
ENOTECH Consulting代表。AZCAマネージング・ディレクター。一橋大学社会学部卒、スタンフォード大学MBA。1989年より、米国の長距離電話と携帯電話のキャリア事業を経験。1998年にコンサルティングを開始。米国と日本の通信・IT・新技術に関する戦略提案・提携斡旋などを行っている。ブログ「Tech Mom from Silicon Valley」を運営。シリコンバレー在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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