内容説明
常に感染の危機があるウイルスに対し、ペストの感染数はかなり少ないのが現状です。ところが、一度被害が出てしまうととんでもない損失を企業や個人に与えてしまうのがペストでもあります。同じ危機意識のレベルで対処していては、いつか被害を被ってしまう、同じ対策ソフトが使えない可能性すらあります。では、どうしたらこの悪意のプログラムを事前にシャットダウンすることができるのでしょうか。本書では、恐るべきコンピュータペストの被害実態、その悪意に満ちた行動の仕組み、そして対策の方法を紹介していきます。
目次
１ 被害報告編：あなたのＰＣが癌に侵される！（激増するコンピュータペスト；国家規模、そして個人にとってすら脅威となる悪意のコード；企業内犯罪をも助長するペストの恐怖 ほか）
２ 超基礎知識編：身近に迫る脅威、まずは敵を知れ！（ウイルスとコンピュータペストはどこが違うか？；コンピュータペストの種類は大別して４種；一般ソフトの機能を悪用すれば ほか）
３ 防衛戦略編：インターネットは土の橋！石橋叩く前に土橋から石橋へ改築せよ（ツールを駆使して防衛したい。だけど…？；肝に銘じよう。ウイルスとコンピュータペストはまったく別物；対応ツール最前線はこうだ！ ほか）
４ 詳細情報編：世界初！これが脅威のコンピュータペスト事典だ！
著者等紹介
渡部章［ワタナベアキラ］
１９６１年、福井県生まれ。情報セキュリティ・ベンダ、株式会社アークン代表取締役。トレンドマイクロ社（現一部上場）にて元マーケティング部長。米国系コンピュータネットワークセキュリティ会社、日本アイ・シー・エス・エー株式会社元代表取締役などを経て現職。郵政省情報セキュリティ委員会元委員。経済産業省外団体、情報処理新興事業会（ＩＰＡ）情報セキュリティ推進委員会現任。また、セミナー、執筆を通じてコンピュータセキュリティに関するコンサルティングおよび啓蒙活動を展開している
森一矢［モリカズヤ］
１９６９年、三重県生まれ。合資会社サイバーカプセル代表。インターネットジャーナリストとして、国内外で巻き起こるインターネット事件を紹介する「裏インターネット事件簿」（産経新聞社・夕刊フジ）を連載。インターネットコメンテーターとしてＴＶやラジオに多数出演し、インターネットセキュリティに関する講演会も各地で開催。２００３年８月に国内初のインターネット専門情報調査事業「Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｌｅｇａｌ Ａｆｆａｉｒ（ＩＬＡ）」を設立。国内で起こるネット関連紛争で必要なインターネット情報調査報告や裁判資料の作成、違法サイトを取り締まるサイバーパトロール事業などを手がける
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