内容説明
「聖域なき改革」を掲げる小泉内閣。しかし、その先には、不良債権問題やデフレ問題など、日本経済が抱えている難問がいくつも待ち受けている。はたして小泉改革は本当に日本経済を再生させられるのか。そして、改革に伴う“痛み”に、私たち国民は堪えることができるのか…。日本を代表する各界の論客８人が徹底討論！小泉改革のすべてがわかる１冊。
目次
第１章 構造改革か、財政出動か（リチャード・クー；榊原英資）
第２章 どう進めるのか不良債権処理（木村剛；水谷研治）
第３章 ＩＴは現状打破の鍵となるか（寺島実郎；山田真次郎）
第４章 構造改革で個人の生活はどうなる（幸田真音；橘木俊詔）
著者等紹介
木村剛［キムラタケシ］
ＫＰＭＧフィナンシャル代表。１９８５年、東京大学経済学部卒。日本銀行入行後、ニューヨーク事務所、国際局など主要部局に在籍。金融制度改革の企画・立案などに携わる。９８年より現職。国内外の金融機関をクライアントに、コンサルティングを行っている
幸田真音［コウダマイン］
作家。１９５１年滋賀県生まれ。米国系銀行や証券会社でディーラーや外国債券セールスを経て、作家に転身。国際金融の世界を舞台に話題作を発表している
榊原英資［サカキバラエイスケ］
慶応義塾大学教授元大蔵省財務官。１９４１年神奈川県生れ。東京大学経済学部卒業後、大蔵省に入省。国際金融局長、財務官などを任官、国際金融局長時には「ミスター円」と呼ばれた。９９年より現職
橘木俊詔［タチバナキトシアキ］
京都大学経済研究所教授。１９４３年兵庫県生まれ。小樽商科大学卒。大阪大学大学院経済学修士課程、ジョンズ・ホプキンス大学大学院博士課程修了。大阪大学・京都大学助教授などを経て、現職
寺島実郎［テラシマジツロウ］
三井物産戦略研究所所長。１９４７年北海道生まれ。早稲田大学大学院修了後、三井物産に入社。ブルッキングス研究所（在ワシントンＤＣ）出向、ワシントン事務所長などを経て、現職
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