内容説明
できるビジネスマンと、できないビジネスマンの差は、このノウハウにあった!「失敗学」の提唱者と「心理学」の俊才が、失敗の活用術をわかりやすく具体的に解説。
目次
ビジネスマンの失敗克服法(いま「失敗学」が求められている理由;こういう思考が失敗を生む;失敗の予兆をつかみ取れ;こうすれば失敗を克服できる ほか)
失敗文化をどう変えるか(多発する企業の失敗を考える;マスコミは失敗の再生産に加担している;リーダーはかくあるべき;失敗文化をどう変えるか)〔ほか〕
著者等紹介
畑村洋太郎[ハタムラヨウタロウ]
1941年生まれ。東京大学工学部機械工学科修士課程修了。現在は、工学院大学教授、東京大学名誉教授。畑村創造工学研究所を主宰。専門はナノ・マイクロ加工学、知能化加工学、創造的設計論
和田秀樹[ワダヒデキ]
1960年生まれ。東京大学医学部卒業。現在は精神科医、ヒデキ・ワダ・インスティチュート代表。また、川崎幸病院精神科コンサルタント、東北大学医学部非常勤講師(老年内科)、一橋大学経済学部非常勤講師(現代経済学)としても活躍中
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感想・レビュー
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手押し戦車
12
多くは失敗は失敗のもとしてしまう。そこから学習して改善し次に繋げて行くからこそ失敗は成功のもとになる。個人の経験、知識を獲得して行くさいの失敗やチャレンジの失敗はいい失敗!学校を出たらもう勉強は終わりだと思い込み学ぶ姿勢がなくなる。失敗はあって当たり前。失敗した後どう向き合うかで失敗はプラスにもマイナスにもなる。失敗の当事者となった時、失敗を認めず原因を放置すると次はより大きな失敗になる。逆に失敗を謙虚に受け、原因を見つけ活動に生かして行くと成功への糧になる。2014/06/06
hinotake0117
1
先日読んだ畑村氏の著書の中で紹介されており芋づる読み。 単純に失敗はつきもの、とらえるだけでなく、隠せるものは隠す、など常識的には許されないこともその人の責任を考えれば認められる、という姿勢が目から鱗。2022/08/27
ひろみ
0
最初は抽象的な内容だったので、この本選んで失敗だったかなと思ったのだけど、途中から具体的な内容になってきてよかった。きれいごとではなく、人間のグレーな(時にブラックな)部分を認めつつ、どのように社会で立ち回っていくかという、自分で自分を追い詰めないようにするための指南書。2017/11/26
もと
0
精神的に追い込まれた場合、失敗を人のせいにしてでも逃げ切れ!と現実のお話までしてくれていた。大きな失敗をした人の勉強と癒しもあって助かる本であると思う。2012/08/28