内容説明
めまぐるしく変わるパーソナルコンピュータの世界で圧倒的なシェアを誇るインテルの486CPU。なぜ、このCPUがそれほどまでに受け入れられるのか。そして、そのCPUの上で動ぐさまざまなオペレーティングシステムやアプリケーションソフトウェアは、どのように密接にかかわっているのか。CPUの持てる機能を確認するプログラムによって、これらを1つ1つ解き明かし、486の本質に迫ります。
目次
486の履歴書
オペレーティングシステム
プロテクトモード
セグメント
保護
割り込み
タスク
ページング
セキュリティ
仮想8086モード
DOSエクステンダーとDPMI
486応用プログラミング
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
baboocon
16
Pentiumの前の世代のCPU、i486についての解説書。出版されたのは20年以上前だけど、CPUとオペレーティングシステムの関係をざっくり知る上ではちょうどよい。リアルモードとプロテクトモード、セグメントやページング、割り込み、タスクといった概念がわかりやすく解説されている。2015/06/26
オザマチ
13
再読。最近はハードウェアを意識したプログラミングはしなくなったが、普段は意識することない低レイヤを学ぶのもやはり楽しい。2023/03/28
オザマチ
12
低レイヤーの話題を取り扱った本。各技術の目的と原理を図解→コードのコア部分を解説(アセンブリ含む)という流れで解説が行われ、コード中のコメントも多いので理解しやすい。16bitから32bitへ、MS-DOSからWindowsへという流れの中で行われた様々な工夫を知ることができるのも特徴。2015/12/30
butako
1
低レイヤーの学習をしたかったので読了。図解が多くて、仮想記憶の箇所とかとてもわかりやすかった。良書。 OSで実装されていると勝手に思い込んでた一部機能がCPUで実装されていると知り、軽い衝撃。全部理解できたわけじゃないけど、大まかな感覚はつかめたと思う。2014/12/30
piro5
1
素晴らしい本。OSの本は何冊も読んだが、結局、CPUの機能をどう使うかについては、どこか漠然としていた。完全に理解できていないが、長年の疑問点がすっきりした。2010/01/24