内容説明
本書は、まず空軍力をめぐるアジアの戦略環境を踏まえ、中国空軍の建設の経緯や現状を明らかにした上で、作戦機を中心とする空軍戦力の実態、その運用のための防空、バックアップシステムの展開など総合的に中国空軍の戦力の実態を分析している。次いで二一世紀初頭の中国空軍はどのような戦力となるか、それを中国の自力更生能力、ロシアなどからの先進技術の導入状況から予測し、その結果がアジアの安全保障環境に及ぼす影響を考察している。
目次
中国の軍事力と空軍への視角
第1部 アジア地域の空軍力と中国空軍(アジア地域に展開する空軍;中国空軍の歴史と発展;中国空軍の現況)
第2部 中国空軍の戦力評価(中国の空軍戦力の評価;中国の防空及び航空支援能力)
第3部 二一世紀に向けた中国空軍の発展(中国における国防近代化と空軍;中国の兵器移転と軍事技術導入;中国の航空機開発と製造能力;中国のエアロスペースパワー)
新しい中国空軍とアジアの安全保障