内容説明
フィリピンでの逃避行。米軍収容所での父の死。引き揚げ船でやっと富士山が見えたとき息をひきとった母。「ありがとう鴬子先生」浦賀に上陸したトヨ子たちと、育ての親・鴬子との交流。
目次
フィリピンで生まれて
麻畑とカリナン小学校
カルメン山への逃避行
米軍のダリアオン収容所
日本への引き揚げ船
浦賀に上陸、子どもだけの暮らし
初めて迎えた東京の冬
奉仕に生きる政助と鴬子
愛恵学園・愛隣団の日々
看護婦をめざして
子どもたちの成長と青少年ホーム
その後のトヨ子たち、そして現在
著者等紹介
大橋由香子[オオハシユカコ]
1959年東京都生まれ。上智大学文学部社会学科卒業。出版社等勤務を経て、フリーランスのライター・編集者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。