内容説明
文学表現にとって「大逆罪」は依然として生きつづけている。この「罪」を回避することで文学がより自由な、より豊かなものとなりうるのかどうかが、依然として問われている。「大逆事件」以後の歴史のなかで生み出された文学表現のうちから、「事件」の翳をとりわけ色濃く映し出している諸作品を選んだアンソロジー。
著者等紹介
池田浩士[イケダヒロシ]
1940年大津市生まれ。1968年4月から2004年3月まで京都大学勤務。2004年4月から京都精華大学勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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