内容説明
ルカーチとはだれか?粛清とファシズムの時代のなかでマルクス主義思想家として思索し行動したルカーチの「生きられた思想」を描く。
目次
第1部 ルカーチとこの時代(亡命列車;もうひとりのドン・キホーテ―ブロッホとルカーチ;論争・歴史と階級意識―コミンテルンとルカーチ;禍を転じて福と為せ―プロレタリア文学運動とルカーチ表現主義論争前後―「粛清」とルカーチ;全体性・過渡期・共同体―ルカーチとこの時代;ルカーチとはだれか?)
第2部 初期ルカーチ研究(抄)(過渡期の終末;ルカーチの文学理論における長篇小説の問題;ドストエーフスキーとルカーチ―長篇小説論への序章;合法と非合法の弁証法―ハンガリー革命におけるルカーチ;ドイツ革命と「極左主義者」ルカーチ)
第3部 『歴史と階級意識』論争の歴史的意味
著者等紹介
池田浩士[イケダヒロシ]
1940年大津市生まれ。1968年4月から2004年3月まで京都大学勤務。2004年4月から京都精華大学勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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