出版社内容情報
男性中心社会の枠組みを「男女共同参画」はどう変えうるのか。「男性学」の第一人者が、複雑化・グローバル化する現代社会に根づくジェンダー構造をていねいに解説。03年刊行以来、版を重ねたロングセラー。あらたに少子高齢化問題、「ジェンダー・フリー」考を所収。
内容説明
21世紀に入って吹き荒れた日本のジェンダー・バッシング。今、あらためて「男女共同参画」=ジェンダー平等の課題を見つめ直すために。
目次
第1章 現代日本社会とジェンダー・ポリティクス(ジェンダーの視点から日本社会を読む;人口減少時代の男性/女性の生活スタイル ほか)
第2章 バックラッシュとその周辺(「男女共同参画」をめぐって、今、何が問われているのか;「相対化」と「私」中心社会のなかで―バックラッシュの構造 ほか)
第3章 教育をめぐる論争(「ジェンダー・フリー」という言葉―誤解と混乱を越えて;教科書にジェンダー問題は不要か?―高校『国語総合』をめぐる個人的体験 ほか)
第4章 日常生活のなかのジェンダー・ポリティクス(父親の次世代育成力にむけて―「父権の復権」で「子ども問題」は解決するか?;夫婦と家族のコミュニケーションを読み解く ほか)
著者等紹介
伊藤公雄[イトウキミオ]
1951年生。京都大学大学院文学研究科教員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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