目次
特集 光市裁判―なぜテレビは死刑を求めるのか(光市最高裁判決と弁護人バッシング報道;「凶悪犯罪」とは何か―光市裁判、木曽川・長良川裁判とメルトダウンする司法;テレビ犯罪報道と死刑)
特集2 死刑囚にとって表現とはなにか(死刑囚による表現と向き合う;死刑囚の表現をめぐって―大道寺幸子基金・表現展選考委員によるシンポジウム)
死刑をめぐる状況2005~2006(日本弁護士連合会の死刑執行停止法制定へ向けた活動報告;北川晋さんへの死刑執行に抗議する;法相の「死刑執行命令書署名拒否」発言に賛同し支援する岡崎集会報告 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
emi
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タイトルはやり過ぎじゃ?光市裁判の記述はあり死刑存置か廃止かと考えるに重要な事件ではあるが、この本の評価を下げる一因でもあると思うが、売れればいいのか?私は死刑廃止論者だが控えめにいうようにしている。廃止論者達の極端な発言と意は異なるし、この中でも言われる偏向報道とそれに対するエモーショナルな反応があるから。この中でも参考になる問題提起もあるが、前者のような記述もあり3分の1程度は資料。逆に資料は今後の参考になった。死刑廃止論を毛嫌いする方にはオススメではないかも。久しぶり読んだ浅野健一氏は懐かしかった。2012/03/20