内容説明
本書は、新しく『機械設計学』を学ぶ、学生のための教科書として作成されたもの。機械の生産の現場で新しい高度な知識と設計という成熟した技術を融合して新しい機械を創造するための基礎的な知識と技術を習得させることを目的とする一冊である。
目次
第1編 機械設計概論(機械の定義;機械設計と設計者ならびに手法;機械設計と材料)
第2編 ケーススタディ(機械要素の設計;ポンプ;電力機械‐ガスタービン;磁気記録装置;半導体装置の構造設計;自動化機器‐ロボット;マイクロマシン;コンピュータ援用設計およびエンジニアリング)
著者等紹介
日置進[ヒオキススム]
1966年大阪大学大学院工学研究科博士課程単位取得。1967年大阪大学文部教官助手。1971年(株)日立製作所(機械研究所)入社。1999年秋田県立大学システム科学技術学部教授(現在にいたる)。主な研究歴、破壊力学、疲労、破損解析に関する基礎研究。産業機械、量産型圧縮機、原子力機器、半導体装置、機能性材料(超微粒子、セラミックス加工など)に関する研究開発。工学博士
楠井健[クスイタケシ]
1945年東京大学卒業。1945年リズム時計工業入社。1961年大阪府立大学講師。1973年同大学助教授。1987年同大学退職後、NECと中国語ワープロ共同開発(現在にいたる)。工学博士
水本宗男[ミズモトムネオ]
1975年慶応義塾大学大学院修士課程修了。1975年(株)日立製作所(機械研究所)入社(現在にいたる)。主な研究歴、軸受、シール、トライボロジー技術に関する基礎研究。超伝導発電機用磁性流体シール、ターボチャージャ用軸受、半導体製造装置用低発塵摺動技術、宇宙ロボット用トライボロジー技術、ノンフロン圧縮機用軸受・摺動材料に関する研究開発。工学博士。技術士(機械部門)
岡村共由[オカムラトモヨシ]
1967年京都工芸繊維大学大学院修士課程修了。1967年(株)日立製作所(機械研究所)入社。1992年(株)日立製作所(土浦工場)、現(株)日立インダストリイズ(現在にいたる)。主な研究歴、ポンプの水力性能およびキャビテーションに関する研究開発。工学博士
吉永洋一[ヨシナガヨウイチ]
1967年大阪府立大学大学院修士課程修了。1967年(株)日立製作所(機械研究所)入社。1994年(株)日立エンジニアリングサービス。2001年津山工業高等専門学校電子制御工学科教授(現在にいたる)。主な研究歴、熱流体工学に関する基礎研究。ターボ機械、ガスタービンに関する研究開発。工学博士
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