目次
第1章 いのちの物語
第2章 病
第3章 ファントム界
第4章 病む側の視点からの治療
第5章 ファントムの登場
第6章 治療する側の視点からの治療
第7章 治療的介入という異物
第8章 からだPへの治療的介入
第9章 研究
著者等紹介
神田橋條治[カンダバシジョウジ]
1937年鹿児島県加治木町に生まれる。1961年九州大学医学部卒業。1971~72年モーズレー病院ならびにタビストックに留学。1962~84年九州大学医学部精神神経科、精神分析療法専攻。現在、鹿児島市伊敷病院(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Fugusuke
1
バイブル本決定の一冊!大ファンがあと押しされて、信者になりました。(笑)私はこれを読んで、ロジャースさんの論文がとてもとても読みやすくなりました。世の中の矛盾が払拭されたような感じにもなりました。今までの感覚として、わかりきった整ったものほど胡散臭い(だから不思議なことが好きなんだけど)っていうのがあって、そのことがいろんなことの矛盾に繋がっていたのだけど、矛盾となる核の部分を、神田橋先生独自の世界観で語ってもらえたような感じです。こころの世界とからだの世界を別の次元で考えるなんて思いつきもしなかったー(2012/06/06
anchic
1
ファントムという心と体の関係についての内容でした。著者は童話というのですがよく理解できませんでした。まだ自分には素直に頭に入ってこない内容でした。2011/01/11
スライムA
0
遺伝子とミームとの関係に興味を持ちはじめた頃に先生に紹介された本である。からだとファントムの利害関係という独特の観点から治療を捉えている。著者は科学者として、エビデンスに基づかないこの考え方を、空想、童話であると強調している。ただ、臨床経験の豊富な著者の感覚にある程度の信憑性を抱いてしまうのは、私だけだろうか。音声はからだの働き、ファントムはからだの束縛から自由になることを目的とする、ファントムは進化というよりも進歩する、等面白い視点がたくさんあった。少し難解で分かりにくいところもあったので、再読希望。2016/12/20
とある聖職志願者。
0
影としてのファントム。ちょっと内容的に難しく感じた。2016/02/16