内容説明
葉っぱを見ていると、穴があいているものに気づくことがあります。穴があく理由は、虫が食べたり、風でこすれたりとさまざまです。とくに小さい子どもたちにとって、葉っぱの「目」はとても気になるものです。子どもたちと同じ目の高さでいっしょに見ると、そこには、子どもだったあのころの自然がまっています。あなのあいたはっぱが、森へのキップです。日本の森を撮りつづける写真家、姉崎一馬の写真絵本。
目次
ホオノキ
カツラ
アザミのなかま
ウリカエデ
ヨシ
ウリノキ
ユキツバキ
クズ
ウリハダカエデ
ワンジュ〔ほか〕
著者等紹介
姉崎一馬[アネザキカズマ]
1948年東京生まれ。1~8歳まで札幌郊外で育つ。日本の森や野生の樹木の貴重さ、美しさを伝えたいと写真を撮っている。著書に『はるにれ』(第29回サンケイ児童出版文化賞受賞)(福音館書店)など。「自然教室」の活動を学生時代からはじめ、現在、山形県の朝日連峰山麓に建てた自宅開放型の施設で、全国の子どものための自然の原体験の場をつくり、あわせてリーダーの養成を計る。(財)修養団より第17回蓮沼門三教育奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆ぴよこ☆ 「クリスマスに絵本を贈ろう・絵本を読もう」「【読メ絵本部】」
32
テーマ、秋で、選んだ本。たくさんの葉がいろんな顔に見えてくる。まだ、落ちていない葉も虫食い穴がいろんな表情を見せてくれる。いい科学絵本です。文もいい。2014/11/25
ひ ほ
30
穴のあいたいろんな葉っぱに言葉をのせてつぶやいている絵本。葉っぱの裏に隠れている虫を探す本かと思ったら、葉っぱそのものの表情を楽しむ絵本でした。2015/02/18
ぱお
18
虫の擬態の本かな?と思ったら・・・いろいろな表情の葉っぱたちの本でした。葉っぱの気持ちが伝わってくるようです。2015/06/05
円舞曲
16
葉っぱの顔に見える写真にが凄い。小学生以上の読み聞かせに。2013/09/29
雨巫女。@新潮部
11
《書店》ただの葉っぱとは、とても思えない写真にビックリ!2012/01/14