歴史学のスタイル―史学史とその周辺

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  • サイズ B6判/ページ数 410p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784751731802
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C3021

出版社内容情報

戦後歴史学が提供してきた歴史像の書きかえが提起され、議論されている。この歴史観の相克の新たな始まりをふまえつつ、史学史の周辺を論考した。歴史観の対抗の軸は、誰を「われわれ」とし、その「われわれ」を「人民」か「日本人」か「国民」か、いかように名づけるかということにも表われる。このような歴史学のさまざまな「かたち」すなわち文体・様式・特徴を考察しようとし、アカデミズムや在野の歴史学に加えて、文学までも検討の対象にしている。

目次

歴史学からの発信/歴史学への発信
1 歴史学の言説―史学史のなかから
2 歴史学の仕事―史学史の周辺
3 歴史学の方法―記憶と語り
4 歴史学の思索―領域の史学史
5 歴史文学への言及―『大菩薩峠』と司馬遼太郎
6 歴史家の本だな―歴史的現在の風景

著者等紹介

成田龍一[ナリタリュウイチ]
1951年、大阪府に生まれる。1974年、早稲田大学第一文学部卒業。文学博士。現在、日本女子大学人間社会学部教授。専攻は日本近現代史・都市史
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