内容説明
おばかなとこも、かわいい!イギリスで30年以上も読みつがれてきたロングセラー絵本、でぶねこモグの物語。
著者等紹介
カー,ジュディス[カー,ジュディス][Kerr,Judith]
1923年、ベルリン生まれ。ナチスの迫害をのがれ、スイス、フランスに移住したのち、1936年渡英。ロンドンの美術工芸学校に学ぶ。テキスタイル・デザインの仕事やBBC放送の脚本担当などを経て、絵本を手がけるようになる。1970年に刊行された『わすれんぼうのねこ モグ』にはじまるモグのシリーズは今も愛され、読みつがれている
斉藤倫子[サイトウミチコ]
1954年、東京生まれ。国際基督教大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
128
読み友さんの感想と表紙の絵がかわいらしいので図書館から借りてきました。猫が何とも言えずに面白い顔をしていて癒やされます。誤解ばかりされているけれど最後は、これも誤解で泥棒を捕まえる役割でめでたし、ということで楽しめました。2016/07/31
ぶち
95
うっかりやさんで、わすれんぼうで、デブのモグ。 いつも迷惑をかけてばかり。とても賢い猫とはいえません。でも、そんなおバカなところがとても愛くるしいのです。お母さんやお父さんに小言を言われようが、家族として受け入れてもらえるモグは幸せものです。この家族、泥棒にもお茶をふるまうほどのお人よしで、その家庭にはとても暖かい空気が流れているんだと容易に想像できます。 いい家族に恵まれたメグのこれからも追っかけます。2020/07/17
ぶんこ
49
忘れんぼうすぎるけど、子供たちがいいですね。我が家の猫も忘れんぼう。というよりおバカだけど可愛い。泥棒にまでお茶を淹れてる家族がいい。2016/07/17
かおりんご
42
読み聞かせ(294)もぐのわすれんぼぶりに、思わず笑ってしまう。ハッピーエンドで、よかったよかった。ちょっと長め。2016/03/08
れっつ
35
作者ジュディス・カーの半自伝的映画「ヒトラーに盗られたうさぎ」(原作は『ヒトラーにぬすまれたももいろうさぎ』日本では1980年初版)が最近こちらで上映され、観に行った人からおすすめされ調べたら、その翌日(平日)で終了だった…orz(涙)。そして『おちゃのじかんにきたとら』以外にこの絵本もあることを知る。トーマス一家のねこ・モグは大変な忘れん坊。自由奔放に振る舞い、家族には不評を買うが、娘のデビーだけはいつもモグを庇った。あるとき期せずしてモグが大活躍し…。やはり作者は、どんな人(ねこ)にも優しい目線だ。2021/03/04