なぜ公立高校はダメになったのか―教育崩壊の真実

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  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750599038
  • NDC分類 376.4
  • Cコード C0037

出版社内容情報

週刊誌の『一流大学合格者ランキング』上位に公立高校の名前が見かけられなくなって久しい。その理由は一体何なのか? 教育の荒廃、公立高校の凋落、さらには偏差値追放、今教育が抱えるあらゆる問題の根は、戦後復興から高度成長期にかけて3大都市圏に2500万人が流れ込んだ

4月発売以来話題沸騰!特に読売新聞書評では「日本の教育を考える人にとって必読の書(猪木武徳大阪大学教授)」と賞賛され、「迷走する教育改革をただす最も説得的な理論がここにある」佐藤学東京大学教授も推薦。

内容説明

ドイツは高度成長期に1850万人の外国人労働者を受け入れ、いま様々な局面でその後遺症に悩まされている。日本では戦後復興から高度成長にかけて、3大都市圏に2500万人の人間が流れ込んだ。その人々がやがて“郊外”へと移り住む…。教育の荒れ、公立高校の凋落、偏差値追放、あらゆる問題の根はこの“人口大移動”に胚胎されていた。―鮮やかな切り口で高校教育迷走の正体を探る。

目次

序章 公立高校の凋落
第1章 “二つの階層”の出現
第2章 学校の“荒れ”と大学進学率の停滞
第3章 公立高校、急増設の波紋
第4章 公私逆転の真相
第5章 的はずれの業者テスト廃止問題
第6章 突き進む市場主義的改革
終章 「高校入試全廃」の提言

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

futabakouji2

8
これは面白い。地方にやった来た田舎出身の人達と元々大企業がある都会に住んでいた人との階層が分かれるという図式は凄い。 おまけに業者テストしたらその数値を廃止できるわけはなく、合格基準として生徒たちに利用されていた。生徒たちも公立ではなく私立に流れえてしまうなど逆効果。 現場からの声などで説得力もある本です。2018/10/11

fiddler05

1
20年も前に書かれたにも関わらず現在にも通じる著作、市場主義と規制緩和のもと、消費者としての親のニーズに応えることで、公立高校が復活するのか、それは現代の日本の状態にふさわしい教育を実現するのか、示唆に富んだ著作である、2020/10/17

K A

1
とてもヘビーだけども、最近流行の教育本を数冊読むよりもかなり参考になる1冊。2000年の時点で問題解決能力の所まで記述があり、正直驚き。2014/02/07

すいか

0
説得力はあるけども、本当かなあ。実証的なデータは弱い。2010/05/24

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