出版社内容情報
原発を代表とする様々なタブーを作り上げ、さらに責任の所在を曖昧にしてきたのは、私たち自身ではないか。本書は社会を覆っている「タブー」という視点から、本間龍氏と鈴木邦男氏との対談をまとめた「人間の生き方」の記録である。
内容説明
かたや元右翼団体代表にして孤高の論客、かたや元博報堂社員にしてタブーへの挑戦者。原発・広告・マスメディアを俎上にのせて語りこんだ、「表現」の自由と責任、「言論」の自由と覚悟。
目次
第1章 『電通と原発報道』後日談(博報堂からの電話;広告業界の反応 ほか)
第2章 広告代理店の良心を問う(広告会社に責任はないのか;原発広告をどう考えていたのか ほか)
第3章 良心より愛社精神なのか(ゴーン社長の一言で;戦争責任と同じ ほか)
第4章 伝えないマスメディア、言論を封殺するネット(若松監督の次回作テーマは「原発」だった;東京新聞はなぜ突出できたのか ほか)
第5章 群れるから弱くなる(右翼にとっての原発;「一人」が強い ほか)
著者等紹介
鈴木邦男[スズキクニオ]
政治活動家。「一水会」顧問。1943年、福島県に生まれる。早稲田大学政治経済学部在学中に民族派学生組織「全国学生自治体連絡協議会」の初代委員長を務める。卒業後、産経新聞社に勤務。三島由紀夫の「楯の会」事件に大きな影響を受け、1972年に新右翼団体「一水会」を結成し政治活動をはじめる。1999年に代表を退き、顧問に就任。言論の自由を守ることを信条とし、著述のほか、予備校講師、プロレス評論など、多彩な分野で活動している
本間龍[ホンマリュウ]
著述家。1962年、東京都に生まれる。1989年、博報堂に中途入社し、その後約18年間、一貫して営業を担当する。北陸支社勤務時代は、北陸地域トップ企業の売り上げを6倍にした実績をもつ。2006年、同社退職後に知人に対する詐欺容疑で逮捕・有罪となり、栃木県の黒羽刑務所に1年間服役。出所後、服役を通じて日本の刑務所のシステムや司法行政に関する疑問をもち、調査・研究を始める。また、それを生かして講演や著述、テレビ出演など、幅広く活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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カネコ
さとむ
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