哲学する赤ちゃん

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哲学する赤ちゃん

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  • サイズ B6判/ページ数 396p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750510118
  • NDC分類 376.11
  • Cコード C0011

内容説明

ある意味、大人より賢く、想像力に富み、思いやりがあり、意識も鮮明である。最新科学の知見から、赤ちゃんの驚くべき能力が次々に明らかにされつつある。赤ちゃんを“再発見”することは、とりも直さず人間の可能性を広げることになる。その“深遠な世界”へと誘う全米ベストセラー。

目次

第1章 可能世界―子どもはなぜ「ごっこ遊び」をするか?
第2章 空想の友だち―フィクションが伝える真実
第3章 プラトンの洞窟から逃れて―子ども、科学者、コンピュータはいかに真実を見出すのか?
第4章 赤ちゃんであるとはどのようなことか?
第5章 わたしは誰?―記憶、自己、流れゆく川
第6章 ヘラクレイトスの川とルーマニアの孤児―幼児期の体験とその影響
第7章 愛することを学ぶ―愛着と自己同一性
第8章 愛と法律―道徳の起源
第9章 赤ちゃんと人生の意味

著者等紹介

ゴプニック,アリソン[ゴプニック,アリソン][Gopnik,Alison]
カリフォルニア大学バークレー校心理学教授・哲学客員教授。マギル大学で修士号、オックスフォード大学で博士号を取得。子どもの学習と発達に関する研究の第一人者として、国際的に認められており、子どもの心が哲学上の難問を理解する手がかりになることを最初に主張した研究者である。子どもがどのようにして他者の心を理解するかに注目した「心の理論」研究の創始者の一人であり、「理論理論(theory theory)」、つまり、子どもは科学者と同じやり方で学習するという説を提唱した

青木玲[アオキハルミ]
翻訳家・ライター。東京大学医学部保健学科卒業。著書『競走馬の文化史』(筑摩書房)で1995年度ミズノスポーツライター賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

50
哲学する赤ちゃん・・二つの意味にとれるかな・・と思った。赤ちゃんも哲学するんだが一つ。もう一つは、赤ちゃんについて哲学する。赤ちゃんから成長して大人になっていくのだが、その境界はどこにあるんだろう?遺伝的要素、環境駅要素が絡み合いながら進んでいく。研究が進むにつれ、赤ちゃんの持つ凄い能力が解き明かされる。過去・現在・未来のあり方についてもそうだ。印象に残るフレーズは、ランタン的意識というもの。わかりやすい。それにしても、こう考えると、赤ちゃんという存在(時期)の意味は深いなあ~。2020/12/30

mizuki

38
赤ちゃんの頃から身につけていく様々な脳の働きに驚かされました!自分が3歳息子を子育て中なので、今は赤ちゃんよりも幼児の方で気になることがいっぱいありました♡ 子どもの想像力は言葉を覚えると一気にふくらみ、他人の心を理解することで他人の行動を想像し、変えることを覚えていく。人はそれぞれの文化に応じ、日本なら日本の心のもち方(個性より協調性を重んじるなど)を学び、文化に合わせて徐々に変化していく。2019/08/25

fishdeleuze

21
発達心理学者によるエッセイ。印象的だったのは、赤ちゃんの意識についての記述で、大人の意識がスポットライトだとすると、赤ちゃんのそれはランタン型であるという件。つまり大人は他を排除してスポットライト的に集中するが、赤ちゃんはぼんやりと全体を照らしている状態であるということ。言語はある意味、物事を限定し文節化することによって世界を見ることだが、大人のような言語を持たない赤ちゃんはそれ故、意味も無意味もすべてひっくるめて照らし意識している。おそらく言語を習得する前の段階的な意識状態なのかもしれないと感じた。2014/07/31

じょうこ

13
相当おもしろかった。読んでいる最中は幸せに包まれていた。最初のうちは、赤ちゃんの不思議さに興味を惹かれる程度だったのが、だんだんと人間の、自分自身の内面や存在について、いい感じで(けして追い込まず)考えさせてくれて、最終的には前向きに、善を底とした境地になれる感じを与えてくれる本。著者の筆致に愛があり、読みやすく、わかりやすい。私にとって、乳幼児と共に過ごす時間は魂の交感という気がしていたが、本書で確信できたような気がする。タイトルがわかりにくいので、自分ならどういう邦題をつけるかな~と考え中。2021/05/26

bapaksejahtera

12
認知と言語面を中心とする発達心理学者による著書。プラトン以来の西洋哲学に乳幼児は登場しない。またフロイト以降の心理学者の多くも規範や道徳は大人となってから成立し教育に拠って継受されると言う誤りを犯しているという。小児の無垢な魂は成長により次第に損なわれると感じがちな日本人としてはやや違和感も感じるが、本書では乳幼児といえども幼いうちから基本的な道徳感覚を有している旨最後に述べられる。それが標題の所以である。乳児の発達と教育のあり方について示唆的な論点が多々あり参考になるが、西洋人の視点が濃厚に感じられる。2021/10/31

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