安全保障学入門 (新訂第4版)

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 392p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784750509020
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0031

出版社内容情報

初版発売以来10年、つねに最新情報を入れながら、読者のニーズに応えてきた定番ロングセラーが、本格的にリニューアル! 最新の解釈と事例を用いながら、オーソドックスな理論も遺漏なく紹介する。日本の安全保障はこの本を抜きには語れない。

内容説明

初版刊行以来、読者の圧倒的な支持を得てきた定番が、11年目にして大改訂を施した。執筆陣も若返り、アップ・ツー・デートな問題意識で「いま問われるべき課題群」に切り込んだ。教科書に、討議の刺激剤に、そして安全保障的思考の訓練に使える一冊。

目次

第1部 安全保障学入門(安全保障の概念;戦争と平和の理論;国際安全保障体制論;安全保障とパワー;核と安全保障;軍備管理・軍縮;政軍関係論―シビリアン・コントロール;現代紛争の管理;安全保障の非軍事的側面;非伝統的脅威と安全保障;国連と安全保障;国際法と安全保障;ポスト九・一一の安全保障)
第2部 日本の安全保障政策の基礎知識(戦後日本の安全保障政策;防衛計画の大綱;日本の安全保障政策の原則;日本の安全保障関連法制;日米同盟;集団的自衛権;日本の国際平和協力活動;日本の地域安全保障協力;日本の軍縮・不拡散政策;日本の危機管理体制;日本のテロ対策;ミサイル防衛;非伝統的安全保障への取り組み)

著者等紹介

武田康裕[タケダヤスヒロ]
防衛大学校国際関係学科・総合安全保障研究科教授

神谷万丈[カミヤマタケ]
防衛大学校国際関係学科・総合安全保障研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白義

7
最も定評ある安全保障学の教科書で、平易で高度。これ一冊よく読めば輪郭はつかめる。覇権理論や国際安全保障体制について、なんとなくのイメージばかりある分野もきちんと学問的に整理すると見通しが明快…とはならず、意外にもまだまだはっきりしたことはわかっていないことだらけで、そちらを知れることにもかなり意義がある。最新版では、ポスト911ということでテロや海賊といった新しい安全保障課題の台頭、非軍事的な経済や環境も含めた新しい安全保障観の紹介がかなり詳しい。ブックガイドも充実している2013/02/13

Masatoshi Oyu

5
タイトルどおり、安全保障に関するさまざまな論点の入り口を紹介する小論文集。この分野に関心があり自分で勉強したことがある人ならば、大体のことはどこかで読んだことのあることかもしれない。ただし、本書は一般的な理論の話から日本の安全保障政策の具体的な話まで幅広く扱われているので、この分野はカバーしていなかった、というところがあるかもしれない。個人的に印象に残ったのは、以下の二点であった。2021/02/24

4
同じく防衛大学校の講師陣が書いている『軍事学入門』と合わせて、安全保障の学説・歴史・テーマ・現状を過不足なく分かりやすくまとめている手堅い教科書。最新版で9.11からイラク戦争までを含む。右にも左にも偏ることなく淡々とした文章で非常に理路整然とした解説が続き、教科書らしく睡眠導入剤としての効果も高いw 個人的には非軍事的な安全保障の話をもっと読みたかったのだけれど、やはり軍事の話が圧倒的に多いのはまあしょうがない。日本の安全保障の基礎知識や参考文献も充実、教科書としてはこれ以上は望むべくもない良書。2012/01/12

すがし

4
極めて高度な内容をつとめて平易に解説してくれる最良の入門書。全体に軍事力の重要性について言及されるが、感情的に対外的な脅威論をふりかざすでもなく、愛国論をぶちあげるでもなく、あくでも国際政治の力学的な観点から坦々と説く叙述は、背筋の通ったプロの軍人の姿を垣間見るようで感動的ですらある。平和を愛し、反戦の立場に心惹かれる人にこそ読んでほしい一書。2011/12/17

そんれい

3
新聞やテレビで安全保障という言葉は、よく目にしますが、あまり理解していませんでした。この本を通じて、国と国との安全保障から、人の安全保障など、時代を通じて意味合いが変化していることが良く分かりました。2013/05/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/384985
  • ご注意事項