自主講座「公害原論」の15年

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 501p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750507026
  • NDC分類 519.04
  • Cコード C0036

内容説明

科学技術のあり方を根本から問い直し、立身出世のためではなく、生きるために必要な学問の創造をめざして1970年に始まった自主講座「公害原論」。宇沢弘文、星野芳郎、羽仁五郎、都留重人、松井やより、松下竜一ほか、多彩な講師を招き、反公害運動のみならず、大学改革の先駆的拠点となった講座の15年間の軌跡をたどる。

目次

序章 自主講座の十五年
第1部 公害を撃つ―招待講師の講演摘録(公害運動の社会理論;公害政策の検証;現場からのレポート;自主講座運動と国際舞台;被害からの出発)
第2部 行動しながら学ぶ―自主講座で体験したこと(座談会 自主講座を生みだしたもの;自主講座が生まれたころ;自主講座開講前後;公害原論との出会い;自主講座と私)

著者等紹介

宇井純[ウイジュン]
1932年東京生まれ。56年、東京大学工学部卒業後、日本ゼオン(株)に3年間勤務。65年、東京大学工学部都市工学科助手。70年、公害の研究・調査結果を市民に直接伝える場として自主講座「公害原論」を開講する。以後15年にわたって環境問題の市民学習運動を組織し、市民の手による公害監視運動、被害者救済・支援活動に携わるなど、全国の公害反対運動に対するサービス・情報ネットワークを築いた。86年、沖縄大学教授、88年、同大学地域研究所初代研究所長に就任。03年、沖縄大学を退職、同大学名誉教授。2006年11月永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。