内容説明
外交手腕の試される場所。戦後のアメリカ外交にとって中東とアジアを自国の影響下に置くことは、常に重要な課題でありつづけた。両地域の「危機」をめぐる「介入」と「関与」の歴史を追う。
目次
第1章 熱い戦争から冷たい戦争へ―トルーマンの決断
第2章 ソ連との激しい鍔ぜり合い―アイゼンハワーの苦闘
第3章 岐路となったベトナム戦争―ケネディとジョンソンの誤算
第4章 デタントへの舵取り―ニクソンの方針転換とフォードの挫折
第5章 低下する威信―カーターの理想主義の限界
第6章 「強いアメリカ」と軍拡競争―レーガンの挑戦
第7章 脱冷戦の時代―ブッシュの試練
第8章 好調な経済と和平の演出―クリントンの強運
著者等紹介
今川瑛一[イマガワエイイチ]
1937年兵庫県生まれ。60年法政大学卒業、同年アジア経済研究所入所。65~66年タイ国バンコク派遣、73~75年ブルッキングス研究所派遣、アジア経済研究所動向分析部長、調査企画室長、総務部長を歴任。現在、創価大学経済学部教授。著書に『アメリカの内政と外交73~75』(1975年)、『東南アジア経済Q&A100』(1994年)、『新装版 東南アジア現代史』『続 東南アジア現代史』(1994年、以上亜紀書房)、ほか多数
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