内容説明
外国から来たその子、本当に「発達障害」ですか?いま教育現場では、日本語がわからない外国ルーツの子どもが「発達障害」と診断され、特別支援学級に編入されるケースが増えている。本書は、この問題のメカニズムと背景を明らかにし、本格的な「移民時代」を迎えた日本の外国人支援政策の陥穽を問う。
目次
序章 外国人児童の「発達障害」に目を向ける
第1章 日本の外国人児童と「発達障害」の児童
第2章 これまでの外国人児童の「発達障害」
第3章 インタビューの詳細
第4章 カズキくんとケイタくんの7つの場面
第5章 外国人児童が「発達障害」になる過程
第6章 「心理学化」で見えなくなるもの
終章 外国人児童の「発達障害」に見る日本社会
著者等紹介
金春喜[キンチュニ]
1995年東京生まれ。京都大学大学院文学研究科修士課程修了、修士(文学)。専攻は社会学。現在、日本経済新聞社の記者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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