ダルク 回復する依存者たち―その実践と多様な回復支援

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ダルク 回復する依存者たち―その実践と多様な回復支援

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  • サイズ B6判/ページ数 266p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750346885
  • NDC分類 368.8
  • Cコード C0036

出版社内容情報

薬物依存からの当事者による回復実践を行う「ダルク」の30年以上の歴史を踏まえ、日本全国の代表者たちが「回復」「実践」「連携」をキーワードに、各地における個性豊かな活動とそこから得られた知見をまとめた。ダルクとして初めての書籍。

 はじめに





第1部 回復



第1章 これからの回復支援――ダルクの向かう未来[中川賀雅(長崎ダルク)]

 1 My story

 2 To recovery

 3 Tries to continue our journey



第2章 私たちの回復とは[加藤武士(木津川ダルク)]

 1 薬物依存者相互援助の歴史

 2 ダルクの特徴とは

 3 回復の4つの側面

 4 病気か犯罪か

 5 ミーティング

 6 サポートとスピリチュアリティ

 7 アディクションの対極はコネクション

 8 多様な回復

 9 おわりに



第3章 回復の主体性[市川岳仁(三重ダルク)]

 1 はじめに

 2 回復とエンパワーメント

 3 環境が回復を育てる

 4 奇跡の人

 5 ダルクスタッフの職業アイデンティティ

 6 最大の危機と新たな役割



第4章 回復の役割[幸田実(東京ダルク)]

 1 仲間の中での役割(誰もが誰かの役に立つ)

 2 当事者同士だからこそできること

 3 ダルクで働くということ(入寮者からスタッフへ)

 4 先駆者たちから受け継ぐもの

 5 前例がないからこそできること

 6 時代がダルクを追い越してゆく?

 7 役割分担



第5章 ダルクの独立性[飯室勉(仙台ダルク)]

 1 ダルクとの出会い

 2 ダルク創設者・近藤恒夫の流儀

 3 ダルクと一般的な組織の違い

 4 「横の関係」の問題点

 5 これまでとこれから

 6 ダルクの独立性

 7 まとめ





第2部 実践



第6章 初期施設でのプログラム――藤岡モデル[山本大(藤岡ダルク)]

 はじめに

 1 生活訓練

 2 プログラム

 3 就労支援

 まとめ



第7章 回復支援施設における階層式プログラムの実践[栗坪千明(栃木ダルク)]

 はじめに

 1 栃木ダルクの沿革

 2 利用者の動向

 3 理想的な回復とテーマ

 4 階層式プログラム

 5 ロールモデル

 6 リビングスキル

 7 就労支援

 8 家族支援

 9 事例紹介

 10 その他の事業と他機関連携

 11 総論・課題

 おわりに



第8章 施設運営――山梨ダルクの実例[佐々木広(山梨ダルク)]

 はじめに

 1 山梨ダルクの黎明期

 2 山梨ダルク誕生期

 3 山梨ダルク成長期 組織・事業の二分化――NPO法人山梨ダルク・山梨ダルク本部設立

 4 「甲府市地域活動支援センター」スタート

 5 支援団体について

 6 こんにちの山梨ダルク

 7 現在の問題点と課題

 おわりに





第3部 連携



第9章 司法との連携[森亨(北海道ダルク)]

 1 刑務所の経験

 2 ダルクの生活の中で

 3 北海道ダルクがスタートして

 4 刑務所内の薬物依存離脱指導(R1)

 5 刑の一部執行猶予制度

 余談



第10章 医療との連携[白川雄一郎(千葉ダルク)]

 1 従来のダルクと精神科医療機関との連携

 2 千葉ダルクと医療機関との連携

 3 下総精神医療センターとの連携

 4 館山病院との連携――チバープ(認知行動療法)について

 5 千葉県の精神保健福祉センターとの連携

 総括 



第11章 地域福祉との連携――重複障害の視点から[市川岳仁(三重ダルク)]

 はじめに

 1 薬物依存者の生きづらさ

 2 障害者総合支援法とダルク

 まとめ――依存症ネットワークの必要性



近藤恒夫との対話――これからの回復支援

 ダルクは当事者が当事者とともにやっていく場所

 ダルクが組織ではない、というのはどういうことか

 ダルクの活動と「余計なおせっかい」

 今再び、ダルクのスピリットを共有する必要がある



特別寄稿 薬物依存症からの回復とダルク[成瀬暢也(埼玉県立精神医療センター副院長・埼玉ダルク理事)]

 はじめに

 1 薬物依存症とは

 2 薬物依存症の治療

 3 これまでのわが国の依存症治療の問題点

 4 海外で実践されている心理社会的治療

 5 薬物依存症の背景にあるもの

 6 薬物依存症からの回復とは

 7 ダルクが示していること

 8 ダルクの役割と課題

 9 これからの回復支援

 おわりに





 おわりに

ダルク[ダルク]
編集

目次

第1部 回復(これからの回復支援―ダルクの向かう未来;私たちの回復とは;回復の主体性;回復の役割;ダルクの独立性)
第2部 実践(初期施設でのプログラム―藤岡モデル;回復支援施設における階層式プログラムの実践;施設運営―山梨ダルクの実例)
第3部 連携(司法との連携;医療との連携;地域福祉との連携―重複障害の視点から;特別寄稿 薬物依存症からの回復とダルク)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

踊る猫

28
依存症に悩む人間として興味深く読む。ダルクは失敗を許さない場所ではなく、失敗を許す場所であることが平たく綴られている。薬物に手を出してしまった人間にとってもウェルカムな場所であること……私自身自分の依存症に関して自責の念に駆られてしまっていたので、こうした自助グループの力の凄さというものを思い知らされたように思われた。アルコールやギャンブル、スマホや買い物などあらゆる依存症者がこうしたダルクのような場所で救われることを願う。私自身失敗を打ち明けられる場所を探していたので、救われたような気持ちで読了した……2018/08/16

ゆとにー

12
ダルクは「団体」ではなく「カテゴリー」、「組織」ではなく「個人商店」、排除を行わない居場所である。回復はあるゴールを達成したら終わりなのではなく、もっと全人的で継続的な営みなのだ。居場所を創出していくプロセス、回復を時間をかけて起こしていく居場所として維持するための取り組み、法制度・医療・福祉との連携など、ダルクの思想と取り組みを集中的に知る機会になった。ダルクは一様のサービスを行うわけではなく、各ダルクで取り組みが異なる部分も多いので、全容を知ったのではないが。3章と11章が読み応えがあった。2018/12/24

mami

4
◇図書館◇当事者による回復支援2019/03/11

BMI-22

3
回復の側面:社会的、身体的、精神的、霊的(自然を感じ人を思いやる気持ち、謙虚さ、信じる心)2018/06/23

ABCsaitoDEF

1
小学生の頃、学校主催の講演会でダルクのお話を聞いたことを思い出し、読了。当時の私からすれば「クスリはやっちゃいけないんだな」程度の認識であったと思う。けれど来年から医療従事者として働く立場の年齢になって読んでみると学ぶことが多かった。今読めてよかった。学校では障害者総合支援法や後期高齢者医療制度と言った公的サービスの良い面だけを学んでいたと知れた。確かにそれらが確立されたことで運営が安定したり、回復者の自立支援に繋がったのは確かであるが「組織ではなく柔軟」というダルクの強みを消す恐れがあるこを知れた。↓2019/09/08

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