内容説明
AI、ビッグデータ、ビットコイン…。爆発的なITテクノロジーの進展によって世界を呑み込むサイバー空間は、新自由主義のラスト・フロンティアだ。シンギュラリティ(技術的特異点)の先に待ち受けるのは「勝ち組」たちのユートピアではないのか。著者渾身のサイバー・リバタリアン批判!
目次
第1部 サイバー空間の現在―オンデマンド経済と労働の破壊(フリーランス(独立した)労働者
コンピュータリゼーション(労働の破壊)
使い捨てられるIT技術者
SNSと刹那型社会の増幅)
第2部 サイバー空間の神学―新自由主義のイデオロギー(サイバー・リバタリアンの新自由主義;ジョージ・ギルダーの新自由主義神学;ハーバート・サイモンと人工知能開発)
第3部 サイバー空間と情報闘争―新たなフロンティアの覇権の行方(企業科学とグローバルな共同利用地の行方;証券市場の超高速取引(HFT)
サイバー空間と情報戦
ビットコインの可能性
スタートアップ企業に見る株式資本主義の変質)
著者等紹介
本山美彦[モトヤマヨシヒコ]
世界経済論専攻。1943年神戸市生まれ。京都大学名誉教授。公益社団法人・国際経済労働研究所理事長。元・日本国際経済学会長(1997~99年、現在、顧問)。元・京都大学大学院経済学研究科長兼経済学部長(2000~02年)。元・日本学術会議第18期第3部(経済学)会員(2000~03年)。元・大阪産業大学学長(2010~2013年)。金融モラルの確立を研究テーマにしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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