内容説明
はたから見れば、どうでもいいようなことに、心から没頭できる。そして、それについて語り合う人がいたら、なおうれしい。生活の豊かさって、たぶんそういうこと―。自閉症スペクトラム当事者の小道モコと、精神科医の高岡健との出会いから生まれた、珠玉のメール対談集。
目次
第1部 本音がみえないから人間関係はムズカシイ―日常を語る(京都;絵/イラスト ほか)
第2部 考えることがやめられないわたしとの付き合い方―個人史をたどる(父と母/叔父と叔母;『隣る人』 ほか)
第3部 乾いた心を潤す音楽、ラジオ、本―楽しみを広げる(Mika;エレファントカシマシ ほか)
第4部 いつでも出入り自由の共同体なら生きていける―映画から世界を眺める(『ウルトラミラクルラブストーリー』;『インスタント沼』 ほか)
第5部 孤独を感じるなら、それは何かの始まり―自閉症スペクトラムは文化である(アスピーの発見基準;文化多様性 ほか)
著者等紹介
小道モコ[コミチモコ]
1970年生まれ。高校2年の時に、1年間アメリカに留学。ICU(国際基督教大学)語学科卒業
高岡健[タカオカケン]
岐阜大学医学部精神病理学分野准教授。1953年生まれ。岐阜大学医学部卒。岐阜赤十字病院精神科部長などを経て、現職。自閉症スペクトラムの臨床研究、少年事件の精神鑑定、不登校・引きこもりの臨床社会的研究などに取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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